約 2,471,641 件
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/549.html
http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1311182440/791-808 俺は今日、朝から自室にこもって受験勉強をする予定だったんだ。 も、もちろん予定だけ立てて、結局何もしないなんてことはないぞ。 俺はこれでも受験勉強だけは真面目にやっているからな。 つい先日も、麻奈美から「きょうちゃん、もう私が教えなくても大丈夫そうだねぇ~」というお墨付きをもらったばかりなのである。 別に、念には念をという訳でもないのだが、他に何も予定がないときは勉強をする。 これが、俺、個人で勉強するときのいつものパターンになっている。 いや、なったと言ったほうが正しいか。 この間までだったら、予定がないと、自室でマンガ読んだり、音楽を聴いたり、リビングで延々テレビを眺めたりと、 家で無駄にゴロゴロする事が多かったが、今はそういう事は、少なくなった。 これも誰かさんの影響のせいかね。 その誰かさんは朝早くから何処かに出かけちまったみていだが……。 ま、まあ、俺には関係ないけどな。 そ、それより、そろそろ勉強を始めるとしますかね。 まあ、俺もやるときはやる男だからな。 今日は、どんなことがあっても集中力を切らさない勉強の鬼になってやるぜ。 そうと決まれば、早速、昼飯までノンストップだ。 お前らに俺の集中力を見せてやる。 プルルルル、プルルルル、プルルルル おいおい誰だよ、俺が集中して勉強しようって時に邪魔しやがって。 誰からのメールだ。 もし、赤城だったら文句を言ってやる。 『私の家に来ていただけませんか』 もちろんだあやせ、今からお前の王子様が行くから待ってろよ。 俺は勉強しようとしていたことなどすぐに忘れ、速ダッシュであやせのもとへ向かう。 ……ツッコミたいのはわかるが、そこは我慢してくれスマン。 だがお前らもこの女からメールをもらえば俺の気持ちが理解できるはずだ。 何せ、天使のようなとびっきりの美少女である。 断れる男がいるだろうか、いや、もしいるならば俺はそいつをぶっ飛ばすね。 俺は数分であやせの家に着くと、呼び鈴を鳴らす。 少し待つと、俺の天使でもある黒髪の美少女新垣あやせが 玄関のドアからその美しい顔を覗かせた。 「よう、あやせ!」 「……お兄さん家から来たんですか?」 「ん、ああ、そうだが」 家じゃなければ何処から来るというのか。 「それにしては……着くのが早いような気がするんですけど……」 ああ、何だそんなことか、そんなの 「お前への愛があれば俺には大した距離じゃないぜ」 ふっ、俺は最高のイケメン顔で、カッコよく決めたつもりだったのだが、 あやせは訝しげな表情を見せると、呆れたようにこう言った。 「……ま、またお兄さんは、そんなことを言って……まあいいです……上がってください」 「おお、お邪魔するぜ」 俺はあやせに導かれるようにして玄関に入ったのだが、ある違和感に気付いた。 いつも必ずあるあやせのお母さんの物であろうハイヒールが今日はないのだ。 これはもしや 「なあ、あやせ」 「何です?」 「もしかして今、この家にいるのは、お前と俺の二人だけなのか」 「……ええ、そうですね。お母さんは今日、PTAの会議で学校に行ってますから」 なっ……おいおいマジかよ。 今、この家にはあやせと俺の二人っきりだと……ヤバい、 何かしらんが心臓の鼓動がどんどん早くなるのを感じる。 い、いや、落ち着け俺、二人っきりだからと言ってこの女と 何かあるわけがないだろう。 もし何かあれば俺の命が危ない。 ここは平常心、平常心と。 だが、そんなことを考えながらも、俺の顔はニヤけていたらしく、 あやせは不審者を見るような目で俺を睨みつけていた。 「な、何だよ」 「別に……何も」 あやせはそれだけ言うと 「そろそろ、私の部屋に行きましょうか」 なぜか、俺はその言葉に異様な恐怖を感じたぜ。 ははっ、気のせいだと思いたいね。 あやせの後に続いて、2階にある部屋へと向かう。 あやせの部屋へはもう何度か来ているのだが、今でもあやせの部屋だと思うと、 妙な胸の高鳴りを感じるんだよな。 それに今日は本当の二人っきりだし。 男子ならこういう状況に陥ったら何か起こるんじゃないかという期待が 少しぐらいあってもいいよな。 部屋に入ると、あやせはいつものアレを俺に見せてきた。 「お兄さん、いいですよね」 「ああ、早くやってくれ」 「何だか抵抗しなくなりましたね」 「もう、慣れたからな」 がちゃっ そう、いつものアレとは手錠のことだ。 俺はあやせの部屋に来ると決まってこの手錠を付けさせられている。 もう慣れたせいか、部屋に入ると無意識に手を出せるようになった。 これじゃあ、年下の女の子と手錠プレイを楽しみにしている 変態みたいじゃないか。 いや、違うからね。 これはあやせに強制されてるだけで、俺自身は手錠プレイを 望んでるわけじゃないからね。 そこだけは信じてくれよ。 ほんと、いや、マジでお願いします。 あやせはもう少し俺のことを信じてくれてもいいのによぉ、 いくら俺のことを近親相姦上等の変態キモオタ兄貴だと思ってるにしても、 さすがにこれはやり過ぎだと思うぜ。 お前らなら俺の気持ちわかってくれるよな。 まあ、この話はここいらで置いとくとして、今日あやせが俺を呼んだ 理由を聞かないとな。 「それで、今日は何で俺を呼んだんだ?」 「お兄さんにやって欲しいことがあるんです」 「やって欲しいこと?」 「ええ、これを見てください」 あやせはそう言うと、一枚のプリントを俺に見せてきた。 「千葉市のヒーロー、チバレンジャーヒーローショー?」 「はい、これに出てほしいんです」 「出ろって、このチバレンジャーのヒーローショーにか」 「はい、お兄さんにはこのチバレッド役をやって欲しいんです」 あやせはプリントの真ん中でカッコよくポーズを決めている赤い服を着た ヒーローを指差して言った。 「このチバレッド役をやれって……でもどうして俺に頼むんだ?」 こうゆうのってもっと慣れた人がやった方がいいんじゃないかと 疑問に思いあやせに聞き返した。 「それは、私がお兄さんを推薦したからですよ」 「はぁ!?どうしてお前が俺を推薦するんだよ?」 ますます意味が分からねえぞ。 これはモデルの仕事とは関係なさそうだし、一体どういう事なんだ。 「私のお母さんがPTAの会長をやっていることはご存知ですよね」 「ああ」 だからかあやせのお母さんって怖くて厳しい教育ママのイメージなんだよな。 まだ会ったことはないが、あやせは中学生にしては言葉遣いが丁寧だし、 俺の予想は当たっているかもな。 「それで、PTAは学校と話し合って、今度やる環境をテーマにした特別授業を ヒーローショーにしてみてはいいんじゃないかという話になったそうです」 「へー、それは確かに面白そうではあるな。しかし、何故俺がその ヒーローショーに出るという話になるんだ?」 「それはさっきも話したじゃないですか。私がお兄さんを推薦したからですよ」 「いや、だから何でお前が俺を推薦するんだよ」 「それはお母さんに私の知り合いに誰かヒーローショーに出てくれそうな人が いないか、相談されたからです」 「……それで……俺か」 「はいっ!」 いや、そんな笑顔で返事されても、お兄さんは困っちゃうな。 それよりもこの話、俺に拒否権がないように見えるんだが……まさかな、 さすがのあやせも俺に相談する前に、勝手に出演を決めちゃってるなんて ことは……あるかもしれない。 何せ、この女はキ○ガイなのだ、俺の想像を超えることをしていても不思議 ではない。 「なあ、あやせ」 「はい、何でしょう?」 「その話、もしかして……俺が出るのはもう決まってるのか」 「決まってますよ」 あやせは語尾にハートの文字が付きそうなくらい可愛らしく返してくれた。 あー、あやせタン可愛いなー…………てっ、そうじゃないだろ俺、まじで 勝手に出演決めちゃってるのかよ。 ありえねーこの女。 「おいっ!!何で俺に話す前に勝手に決めてんだよ!!」 「今、話したじゃないですか」 「い、いやそうじゃなくてだな……こうゆうのってまず俺の了解を得てから 決めるもんだろ」 「お兄さんは出たくないんですか」 「出たくないとかそういう話じゃなくて今は常識の話をだな」 「もう決まったんですから仕方ないじゃないですか。お兄さんも男なら覚悟を 決めてください」 「いや、お前が勝手に決めたんだろ!!」 俺は間違ったことは言ってないよな。 絶対あやせがおかしいって、だがこの女にこれ以上逆らうと、何をされるか わからない。 今は両手は手錠で繋がっているし、ここは話を合わせた方がいいだろう。 「お兄さん、勝手に決めたことは謝りますが、これはもう決まっていること ですからお願いしますね」 ひぃぃぃぃ、あやせは光彩の失せた瞳で『拒否権はないんですよ』と言わん ばかりに俺を見据える。 やはりこの女に逆らうのは命の危険を感じる。 俺はもう覚悟を決めたようにこう返すしかなかったぜ。 「ま、任せろ」 「ありがとうございますお兄さん」 「い、いや気にするな、俺とあやせの仲じゃないか」 「……私はお兄さんと仲良くなった覚えはありませんから、そういう言い方は 気持ち悪いのでやめてください!」 「なっ!!」 く、くそぉ、あやせの奴め。 俺はあやせとも数々のイベントを乗り越えて、ずいぶん仲良くなれたとばかり 思っていたのに……それは俺の勘違いだったのか。 やっぱりあやせは俺のことを近親相姦上等の変態キモオタ兄貴というイメージ でしか見てくれないのか。 そりゃあ、会う度にセクハラ紛いの発言をしているから、嫌われるのは無理も ねえかもしれないけどさ。 やっぱり、友達だと思っていたやつにこういうこと言われると結構きついよな……。 俺はショックで数秒間、固まってしまっていたが、その数秒間はあやせの顔を ハッキリ認識できていた。 その顔は嫌いな奴には決して向けないであろう、友達や家族に少しきついことを 言ってしまって、傷つけてしまったんじゃないだろうかと心配するような、 そんな顔だった。 「お、お兄さん……大丈夫ですか……少し言い過ぎました……ご、ごめんなさい」 「い、いや気にするなあやせ、俺は大丈夫だ」 「そ、そうですか……それならいいです」 「ああ、少しぼーっとしちまってたみたいだな。心配させて悪かった」 「いえ、悪いのは私のほうですから」 そんなことを泣きそうな顔で言ってくれたことが俺はとても嬉しかった。 やっぱり少しは俺のことを心配して、気にかけてくれているのだと思えたからだ。 だからこそ俺は必死にあやせを元気づける一言を探す。 あやせは笑顔が一番可愛いからな。 あやせが笑顔になれるなら、俺はどんなことでも言ってやる。 いいか!よ~く聞けよお前ら!俺があやせを元気づけるために導き出した一言は これだぁぁぁ!! 「あやせ!!!」 「は、はい!?」 いきなり大声を出した俺に驚いたのか、あやせの体がビクッと震えた。 だが、そんなことは関係ない。 俺は魂を込めておもっきり叫んだ。 「胸を揉ましてくれぇぇぇぇ!!!あやせぇぇぇ!!!」 「…………すいません、聞き取れませんでした、もう一度言っていただきませ んか」 「だから、胸を揉ましてくれぇぇぇ!!!」 「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!変態!!!」 「ぐわぁっ!!」 俺はあやせが放った渾身のパンチを顔面にモロに受けて、仰向けで床に平伏した。 あやせタン、マジ手加減ナシ、ううっ、頬がいてぇよぉ。 「あ、あ、あなたは一体、何を考えているんですか!!いきなり、む、む、胸を 揉ませて欲しいなんて!!」 「い、いや、あやせを元気づけようとしてだな」 「私を元気づける方法がセクハラ何ですかお兄さんは!!」 「こ、これが、最善の策かな……と」 あれ……おかしいな……あやせを元気づけるにはセクハラが一番だと思ったのにな。 「やっぱりお兄さんはとんでもない変態ですね」 「じ、実際、揉んだわけじゃないんだから、そこまで言わなくてもいいだろ」 「同じことです!!」 うわぁ、これマジでやばいんじゃないか。 今までも、セクハラ発言で多々切れられることはあったが、今回は何か違う。 セクハラ発言以外にもあやせを怒らせることをしたのかも知れない。 「あ、あの……あやせ……」 「わ、私、本気で心配してたんですよ!お兄さんを傷つけたんじゃないかって ……な、なのに……どうしていつもお兄さんはそうなんですか!!」 「あ、あやせ……」 「私はお兄さんに言いたいことがたくさんあるんです!でもそれは言わないつも りでした。言うとある子を傷つけてしまうと思ったから……だから今から言うこ とは全部嘘だと思って聞いていてください!」 「…………」 「私はお兄さんのことが大好きなんです!一緒にいるのは楽しいからもっとお兄さんに 会いたいですし、お兄さんのセクハラも本当はドキドキしているんですよ、 それに私、お兄さんに会う度に酷いことをしているのに、いつも呼ぶとすぐに 来てくれて凄くうれしいです……お兄さんが嘘つきなのは分かっています! けど、私は嘘が嫌いだから、本気じゃないくせに軽々しくけ、結婚してくれとか 言って私をからかうのはやめてください!私はお兄さんが大好きだからこそ本気 じゃないと分かるのが怖いんです!だ、だから……も、もし本気なら、これから はわ、私とデートしてください。今はある子のために付き合えないけど、もし その子が認めてくれるなら、私はお兄さんと付き合いたいです。そして……出来 たら結婚して……ずっと一緒にいたいから」 「……あやせ……」 くそぉ、俺は何てバカなんだ。 知らず知らずの内にあやせを傷つけていたなんて……自分を自分で殴りたいと 思ったのはこれで2度目だぜ。 今、聞いたあやせの思いを全て嘘にするなんて俺には出来ねえ。 あやせが誰のために身を引いてるのか知らねえが、やっぱり俺はあやせの笑顔 が見たいんだ。 今みたいに、辛そうな顔じゃねえんだよ。 今から俺が言う言葉はあやせの聞きたい言葉じゃねえかもしれない。 さっきみたいに言葉を間違えて、またあやせを傷つけるかもしれない。 だが、それでも俺は自分のやりたいようにやる。 今までもそうしてきたからな。 「あやせ!!今から俺が言う言葉は全て本音だ!嘘なんかじゃねえ!!俺はあやせ にはもう嘘はつかねえ!!だから俺を信じてくれ!」 「…………」 「俺はあやせのことが本気で好きだ!それは、初めて会った時から変わってない んだ。それなのに俺は好きな人に伝える大事な言葉を軽はずみに言っちまってた せいで、誰にでも言ってる言葉だとお前に思わせっちまってたんだよな。俺は バカだよ。普通、そんなに簡単に結婚してくれ何て言う奴のことを信じろなんて 無理な話なのによぉ。それで、傷つけていたなんて気づきもしないんだから、 俺は本当に大バカだ。だからこそ、俺が次にその言葉を使うときは、本気で そう思ってる時だけだ。だから、その時はお前の正直な気持ちを聞かせてくれ ないか。 俺の気持ちはずっと変わらないからさ。俺はお前の笑ってる顔が好き なんだ。だから、あやせにはいつも笑顔でいて欲しいと思ってる。でも、俺の 力じゃいつもあやせに笑顔でいさせてやることは出来ないかもしれない。時には お前に辛い思いをさせるかもしてない、怒らせることもあるかもしれない、それ でも最後はお前に笑顔でいてほしいんだ。だからお前が笑顔になれるなら、 俺は何だってしてやる。それが惚れっちまった男の宿命みたいなもんだからな。 最後にもう一度だけ言うぞ。俺はあやせが誰よりも好きだ!!!お前を他の男には 絶対にやらないから、覚悟しろよ!!!」 「……お兄さん……」 うはぁ~~、やべえ、俺今とんでもなく恥ずかしいことを言っちまったよな。 これは、俺の人生恥ずかしい台詞ランキングTPO3には入るね。 くそっ、情けねーことに恥ずかしすぎて、あやせの顔を直視できねえ。 今、どんな顔してんだろう? さっきみたいに、辛そうじゃなければいいが。 俺は意を決してあやせの方を見てみる。 そこには俺の心配を打ち消すには十分過ぎる程の笑顔があった。 「お、お、お、お兄さんはな、な、何をい、言ってるんですか。わ、私 恥ずかしさと、嬉しさで死にそうですよ!」 俺は自然に口元が緩む。 だってさ、あやせすげえ幸せそうなんだもんよ。 顔を真っ赤に染めて何やら、う~っう~っと唸っているあやせは今まで見てきた どのあやせよりも可愛かった。 やっぱりあやせは俺を癒してくれる最高の天使だぜ。 「あ、あやせお、お、落ち着け。お前が死んだら俺は生きていけない」 「なっ!こ、言葉のあやです!か、勝手に殺さないでください!わ、私は……もっと お兄さんと一緒に……いたいのに」 は、反則だろぉぉぉ、この表情は、もう何、この可愛い天使。 俺はもう自分で自分の理性を抑えられないぜ。 「あ、あのさあ、あやせ」 「な、何です、お、お兄さん」 「き、き、キスしてもいいかな!?」 「…………すいません、聞き取れませんでした、もう一度言っていただけませんか」 あ、あれ……ま、まさかさっきと同じ展開になってないか。 や、やべー、さっき反省したばかりだというのに、俺はまた調子にのっちまった。 許してくれるか分からねえけど、土下座して謝ろう。 「あやせ、悪かった!!今のは忘れてくれぇぇ!!」 「な、何、いきなり土下座しているんですかお兄さん!?わ、私はもう一度さっきの 言葉を聞かせてくださいと言ったんですよ」 「へっ」 俺は土下座の体制からあやせの顔を見た。 この時の俺はかなりマヌケな顔をしていたと思う。 いや、だってさ、またあやせを怒らせちまったんじゃねえかと心配していたのに、 あやせの奴、顔を真っ赤にして照れているんだぜ。 もう、あやせが可愛すぎて夢の世界何じゃねえかと心配になるくらいだ。 俺は頬を抓り、夢じゃねえことを確認すると、さっきと同じ台詞言った。 「キスしてもいいかな?」 「はいっ!よろしくお願いしますね。きょ、京介さん」 俺の天使はやっぱり世界一可愛い。
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/52.html
しおり -=ミヽ、 ___ . . -―`ミ彡< ` ◯ / ` 、 / / \ o 。 o / ./. ハ ,' . i i i! .i i. /i i i . . .i |\|メ / 廴/ .|∧ .| | . . |\| \/ |/ | . | |. . . | O O !. . . . .| . 〇 ,' /^ハ ∧ | r 、 . ! / { | | U ! | 〉 .ヽ / `|八 ノリイ . . ハ o / . . `> .._⊂ニ⌒) _. イ´ . . . . ハ i . . . lYY^Vl ̄ TVYVl--、 . .i { i i .| ̄ ̄ ̄ ̄〉| ̄ ̄ ̄ ̄|. . .. リ o 乂!\! /======イー!=======!. . . . . /レ' V |O| \/ /| /. i| ト、 |, イ /.| i| ヘ 〉 r ======================================================ヽ || しおり V |. . |Oi| { / || || ご…ごめんね… ノ. . | i| 乂 / || || ごめんね、京介おにいちゃん…… .イ || || |. | i| . . | || || (SKIP)(AUTO)(LOG)(OPTION)(VOICE)(LOAD)(SAVE)(QUIT) || ヽ======================================================' ' キリノ(ベルフェゴールの呪縛) / / . .. ./ . ィ . . / . . . . ‘, .′ i .. /.. / i . / ′ i ヽ ヽ . ハ | ,{ { . ... /一x. | /| { { . . .i ! i {ハ . . イ /__ ヽ{ i {| { . 、 .. ..! } } . } 乂 Vヽ {ヤiうミx 八 . | {ハ ト_ \. } レ' ′ } ,. -―‐v' 小 ト リ ヽN ≦_ ̄` ミ }/ィ' ; .′' .′ / ` ー┴j_/ ⌒` , 彳厂 ミiy `匕ムィ / / / ′ / ー― y >ミ== 、 _ヒ.. .ソ}》 ノ‐一 '/ / / ! これがアニキのぱんつ… / ` ーy' \// >\ `ヽ / . イ /イ . . { ごくり… ノ _rー ノ ミメ、 ≧チ</ >z..__ ≦__ 彡'‐ '/ . 八 くんかくんか / /´  ̄´ヽ /\> 、 ミ ‐く , {フ / / | 八 ヽ / ノ { V / 丶 / \, \ ∨ /i | | .ヽ . \ / / 丶 ヽ / / r'ー- ` }∨. . 人 { . ..{\ .. 、 .\ . 〈 ∨ / 乂_{ ヽ /{/| . / ヽ| . ..| ` ミ{`ー‐ / 人 ノ丶' `ソ / |/j/ \ . { / / } {\ / / ∨, ∨ 八 , \ 、 ハヽ丶 { イ { i/ } { ‘, / \ ヽ ヽ{ 、 \ ハ { レ′ 人 . ‘, .′ { \ ヽ_、 \丶 } | } イ .. .. 、 ヽ 4人組 _ ___ 〃 / `ヽ (ツ'´ ̄ ` こ{ニj{八八リ))/7 | |_」L」|」 (i|@ヮ@ // |(i」゚ ー゚ソ」( (「~fOY ニi⊃ |_/i}笊i{'、. Li}ノ〒|〈/ く_/†__†〉〉 | |│ _ _ └u‐u┘ く,,/|,」 〃 ′`ヽ 〃 / `ヽ {i i八{`くハ 厶ィj/レヘハ . ノ仆#゚ロノiト ヽ(i;`ロノ'´ ((く)丞iづ i}_つ〉iつ く/_j」=ニ⊃☆i}`Tヘ (_/ 〉_/\ ___ . . . ――- . マ乞フニ三三三\`ヽ / ./ , イ ` 、 /`⌒⌒¨¨¨⌒ヽ弋乞フ / {/ \{ | \ / / / ヽ \7ハ i/ . { ム≦ミxハ ト__メ ヽ .L _| 、 | | | |ii| | ノィ _j \l{ ん ハ! Nx≦ミ } _∧__ | 代弌 」L 斗弌力 |/ | / -、 ノ .. ( | .. {つ乂 ン ん )} リ 〉 〈 | } ヒリ ヒリ.| | リ | {{__/_,ノ / ..__. . r‐} . ノ __ ヒソノノ '⌒V` L人⊃ ⊂⊃匕) | `そ /. . .(__ ` くム\ ( ヽ ⊂从. | ,ィ'⌒)ーく⌒) イ7⌒) | _ 〃 /´. . . . >ォ__j_}≧xァーく┬ チrーx /x /. /  ̄ ̄ ̄ ̄. \ | |/ { / ` .. ..ヽ / ,{ . .{.とぅノ ) /(/ {_/{. . . }\ . \ . ヽ /. . ./. . . . イ . . /\. . . . . . . .. V_j人 ..ヽ二フ / / ./二\八 |/二\i .仁l <〕 / / i/.、/ | . / 丶 i . } . ...\人\_≧ '⌒iイ {{ | r┐ }=={{ | r┐ }│ ト、 ノイ .|/\_ j /,_斗匕_V} ./-x、ト ヽ \ 小人└‐' ノ ヽ└‐' ノ |∨ \ ∧. }下 ぅ厂 `下 う厂}/__ノ i ヽ \ 〉 | リ⊃ 「  ̄} ⊂⊃ |く ̄ ̄ V} `¨¨ `二 U ノi ≧<⌒〉 ノ | / > 、_ノ_ イ| /. ) . 人 /l__レく_ノ { 厂`i く∨( . 厂|/∨\/( |/. く  ̄ ̄てV}ハ-〈 厂 フ¨´ \人 . マ┼┼{・┼┼) ノ ノ 高坂大介 _ _ \丶、 -=ニ⌒¨ `'ー=、 〉 〉 -=ニ⌒ \ \ \ / / / -─ァ^''ー=ー≪ 》 乂/ ノ / -=ニ´ ∠⌒( \厶∠_ ヘ 〃 / Z __\\ { ∨ {{ ノ⌒マ==7=== [ト=tッー弌__〉 )/、〉 ブッー───!! ノ 〃 r、 | 7 └─‐-<」]==〈tッ┐} { i{ レ'〉L∧ u マ=У ゚ { 八 じ 彡 〉 ノ { ^ / } o ∠ >''7 / \ / o ゚ _ 。 -っ=ニ /厶ィ/ { 〃 ,,,_ノ/≧=-っー=ニつ-=二。-=……─ ___/ ∧ 八,, { ー'⌒V≦=-……─ ''゚¨° ´ 〈 / ∧ \ ノ¨7 O ´ │ / ∧ 丶、,, |. / | / 丶 { > _______ノ/ | \ _ イ | \. , -──┐ \ ´ / │ \ 人_ -─''⌒) \ \_ __ / >ー' / _ イ \ \ / | / / / _ イ -=ニ⌒¨ `'ー=、 〉 〉 -=ニ⌒ \ \ \ / / / -─ァ^''ー=ー≪ 》 乂/ ノ / -=ニ´ ∠⌒( \厶∠_ ヘ 〃 / Z __\\ { ∨ {{ ノ⌒マ==7=== [ト=tッー弌__〉 )/、〉 ブッー───!! ノ 〃 r、 | 7 └─‐-<」]==〈tッ┐} { i{ レ'〉L∧ u マ=У ゚ { 八 じ 彡 〉 ノ { ^ / } o ∠ >''7 / \ / o ゚ 1 _ 。 -っ=ニ) /厶ィ/ { 〃 ,,,_ノ/≧=-っー=ニつ-=二。-=……ノノ ___/ ∧ 八,, { ー'⌒V≦=-……─ ''゚¨° /o" ´ 〈 / ∧ \ ノ¨7 O /o" ´ │ / ∧ 丶、,, | /o" (\ . / | / 丶 { > _______ノ (≧=-っー=ニつ-==ニノ/ | \ _ イ | \. , -──┐ \ ´ / │ \ 人_ -─''⌒) \ \_ __ / >ー' / _ イ 高坂佳乃 / |/ ´――― -、 ___ ,r-―l / \`ヽ、 ―,-- / \ /, r-- / ヽ / r-、 ,r-、 、 l / /--ゝ´--ヽ | ヽ | | イ | | | ハ | l l | V .| A、_ / / \ | | | | ゝ、 | l | __` ヽ /,へ、_ ヾ /l / l l l > ト、 | |´ 、 - ニミ| ノ、 ゙イ ノ / --/ ヽ |` l | つ ヽ | /ヽ _ `l 、 ヽ' , l、 ノ | / l | /´ | l `´ / ノl / _/ ヽ ` r- ' ノ \ _ ./ .| / l \ ` -- / -l ;へl 、 , ' l、 / `Tヽ ヽ / l / | | |、 / | l l | | / / /, ヽ、______ ノノ | / / / , / ̄/―――― '´ | / / / / / 赤城浩平 ,_--' `ー―,.- / ヽ \´ / / l /ヽ ヽ \ / / /| / ゙、 ヽ ヽ /,. / /イ | |―-- 、、 l 、 l ゝ / / | .| ,..---,、ヽl \ l / /-.ヽ | ` ゝ' ム, |ヽ| / { {ゝV .ト、l | /,.l l`、 ヽ ` / ゙' ヽ ー,、 | ヽ | ヽ u ___ / 〉 |、 \ ´――' / /_V ` 、 / r-L_ ` ゙ - - 、 _ ` ,. - ' / `ヽ、 `゙ t|-, ,. r '` ヽ、 \ /´ヽ| ,. - ' ´ \ \ /、 |、 /´ ̄ ̄ ̄ ` ヽ、 \ \\r-、゙、ー 、 / \ \ \| ゙、ヽ `ヽ、 伊織・フェイト・刹那 / r、ll / ,.- | 、 ヽ | l /-` ゙, ト、 ヽ l / l | , |l、__ヽ、 ヽ , 、 / l | A,|--'´ ヽ | ` ー= | / ヽ / ヽ |/ ヾ __― 、 =―-、 | / } 、 l、 v r'´ ` l , // ,./ \ } ヽ、l ヽ / ,. ヽ、 -=,.r,l;;l, ` /|,.r/tー- | ゝ,| A __ u /,|-' | r 、 | |、_ヽ `ー ' / |l | /.} _ lヽ、 ヽ ゙、 ヽ | ヽ イ / ノ / / /,/ ヽ \ ヽ ヽ .__ \| ヽ 、 |` 、 , ´ | / / / / / / 、 ヽ、 \ 、 ヽ / / \r-/ | `´ |、,.r'´ l ヽ / / / / , --, \ ヽ、 ヽ \,l ` | | ,/ ゝ| リ `、 ヽ ヽ / l,./ / ,.-'´ , r'´ r 、 \ ヽ、,) V | ,../ / ,.´V /- |ヽ } V ` ´ ,.r'´ __ `ヽ `ヽ、_ / / | ' ´ / //| | / 〉、 | |` ー、| \ 'ー ' ´,. -'´ ` - 、 / / | / // | /\- ,r,.| ∧ | ヽ | | \ ,.r'´ ヽ | / / / | 、_ ゙、 r'´ / .V ヽ | | / ,.、 / / ,.-, 、 ーヽ / / r-、 ゙、ヽ イ / / / ,..l /_ ヽ | ヽ / / / / / | | `゛``゛`゛ー、_ | | | / ,/ / / / | | `ヽ| | | / ,.r , / | / l | | |、 ヽ ヽ / | | l / ―- 、_.l.| | | `、 l \ ./ ヽ | | ,、 | |`ヽ、 | | 、 \ | / ヽ | | /ヾ | ,..―― 、|_ `ヽ、_ , // ヽ l 、 ゝ | | _ ノ l |/ |ヽ r ヽ ヽ ヽ、 ノ /___ l | l | | ヽ,. r- 、 l | ` l i リ l ノ_ l |ヽ | / | / r入 \ | ` ´ , r 二 -、 | | | | / | / / ヽ ヽ ヽ/// l { , Y ヽ |/ ノl | / | /| l / 、 \ ヽ 弋_ リ } / l / l y 、 ヽ ヽ l | / , / |/ / / /ヽ ヽ-、ヽ |l u /// /-, / | / / イ `ヽ、 ヽl | l,ノ// |/ l | ゝ-、 | -/ヽ ノ ヽ l / | V ,r '  ̄ ` - 、 / /| \ ヽ / | ヽ ` ― 、 ヽ // | --、__>、 l | 、 ` -′ / | \ /`ヽ、 \ / ,/ '、 `ヽ、 \ / 三浦絃之介 ,......-...-――- 、 ,. r r- ヽ ヽ、 ヽ、 / // , / \ l \ ,.r'/ / / | ヽ \ヽ ヽ / / /l / l ヽ l ;l / / /| |l ヽ l\ ゙、\ l ヽ\ // | / | \゙、 \ ゙、 \l lヽ\ | へ、|_ \゙、 \ ヽ―ヽ | | /r===`=-、 ヾ ,∠ゞ===l; |、 | / |l.ヽ ̄じ ̄l|==、{  ̄じ ̄l | |ヽ | / lヽ____´,リ | ヽ___,リ| | ,}| .l | |ヽl ̄ ̄ ̄ l  ̄ ̄ ̄ l |/ | | |、 ヽ ヽ , u | | | | | | ゙ 、 / | | l l | / ヽ ゝ `ヽニニニニイ /| /l| ヽ| .|/ ヽ |\ // |_ ,..イヽ ―― ´ ,. r'´|-、 / \ , r '´ / \ 田村いわお , r - ―― - 、_ , r ' ´ ` \ / / ̄ ` ヽ 、 \ / / , ヽ | r--'´ / / _ ヽ l | / // ヽ ヽ | | | l`\ ヽヽl l ,ヽ l \ ,rl-、 | | _`_l ゝ' ,/// V ,r ヽ ヽ| l´ r,ヽ ヽ l | ヽ ヽ ゝ' 、 ,rl ´ ノ ` , - ' ´-'リ r-'´ | l// ,/ , '´ イ ヽ| /_,. - '´ / | ゝ、 / |_ ` ー 、 _ / , - '´ l __|`´, '´ ヽ ,.rl ヽ ,| r-, / ̄ヽ、 |/ | ヽヽ| / 星野くらら / ; 、 ,...r'´ ヽ / /| ヽ | / / | / ゙、 | / / |/ / i | iヽ | / / / /| /l/| / | |、i | / | | /´|、| |l l i A i -i ノi | ゙、 / / | | ,r´l_`ヽ |ヽ,,ri/r-.-、i | | ゙、 ヽ i i | | l | リ | ゝ i | | ヽ ゙、 Y | ,,,`´ 、 ゙-',,, l | i、 | ヽ / |. ___ / l| | | ,| ; -; lヽ l ` ̄.7 ./ // / ' ノ,/ ノ__,r '´ ヽヽ、 ` ´ ,.r ' ヽ | l r'´ / `ヽ、 |_,..> ' ´ |___ -'i リ `ゝ-` ,r ,ニr-l_ /ヽ // 77‐‐‐‐、 ///`‐- `tニ-‐――-- ,/ // ヽ ,/ /´,.r‐‐r‐r'´ 、ヽ`T ―' // ./ .| _,.. r__´_,..--| / { | ヽ、, r‐' .|| / | ,r ' ´ | i ヽヽ_,..イヽ_,r-、__ ||/ | / ヽヽ、 / /| t-、_|_ `ヽ、 .lr / / ,. - '´`tニニr_,/,ノ ヽ,,,,-i `ヽ、 `y ./ ,... ―、 / ヽ ,r '´ 、 ヽ `ヽ'_ ゙、 ,/ i l ゙、 ヽl ゙、 / / /l |ヽ | ゙、 l ゙ | i | | ム__ヽ | l i ゙ l| |ヌ rl ヽ/,-t-、V | | ゙ ヽ|、|_ヽ | j l/ lvrヽ | i ゝ、 |l,| `゙ / i / }ヽ/ / / ヽ ||、 / || ,r'/ // / } | / l , ヽ L/ ,./| / ノ リ ___ ( ヽ  ̄ l }´ヽ ヽ |ヽ / f=-、ヽ\ \ __,. =ナ --、 ヽ ヽ-'´ ,.... ノ、 ヽリ ノ-'´`´ }--'´ ,L_____ ,.../_っ'_ ,.r '´ ,ナt ,.r r'/-  ̄`ヽ ,..L,.-' |, _,/ イ||V '´/゙// ヽ レ´ イ / ,.‐'´ ,/.|廿、_/ // ゙、 lVr' / / ,/// ||, // 、 | | ,.rt_ | |\rl,/|ー-、_// ヽ | ヽ-_,/ \ |/ _,ナ{ /__ ヽ、 | | | 〉、 メ / |ヽ ` ヽ、 `-| | | ,/ / { ` l r'´ `ヽ、 | | ヽニ,.. r'´\ ∧ ヽ `ヽl | 星野きらら / ,-、 rヽ/ /7 `ヽ- 、_ ___ / / V/ / ,. \ \,/ / / / /| | ヽ ゙、 / / / / | , |゙、 ゙、 l // l /l /__| l_| ,. | | l | | /;`゙;;`´;;| r, /`|l V l /l / |/__| / | | /l | r' ` .V | / / /ヽ| l | / |___ | '´ | / |/ / | / /へ/ | ,.r=====- ____ l / | / // / | ,,,,,, ´ ̄`ヽ / | | | l ヽ/ / ゙゙゙゙ ,,,,, ./| | ゙、 l ヽl / l ゙゙゙゙ // | ヽ ゙、 / l、 / | / ヽ | | ヽ 、 r二 ̄二ヽ /ノ l、 | / \ }ヽ、 `ー― ' ,.'/ / | ヽ ノ r / _/ ` 、 , イ { ,..r /l / V´ヽ |_,/ ` - 、 _` - ' ヽ_ l / | / `ー-'、 ´ヽ、 ヽ , ,./ ,r-- ' 7巻高坂家 京介 〃〃∩ _, ,_ ⊂⌒( `Д´) < コスプレ似合ってるって言ってくれなきゃヤダヤダ! `ヽ_つ ⊂ノ ジタバタ 父 _, ,_ 〃〃(`Д´ ∩ < 娘に彼氏なんてヤダヤダヤダ ⊂ ( ヽ∩ つ ジタバタ 桐乃 ∩ ⊂⌒( _, ,_) < 兄貴… `ヽ_つ ⊂ノ ヒック...ヒック... 母 ∩ ⊂⌒( _, ,_) `ヽ_つ ⊂ノ zzz… 伏見つかさ _____ ´ 丶 / ヽ ´ ´ ̄ ̄∥ ̄丶 \ / ミ \ | / 彡 丶 | 彡 | | | │ ソ`丶 ⌒丶、 _ | / | ( ∂ ` { = ヽ / ヽ/ / ニヤ │丶 `──´ ̄| =ヽ |ミ ニヤ 彡 │─ ´ │ 踊ってるなぁ ─ / ) / ´ │ ヽ_ / / │ 丶  ̄ / │ ヽ`丶 ____ / \ 丶 \ / |丶 / 丶 ヽ / _ノ / ソ 丶 ι 丶 / 丶 Υ 丶 / ̄ ̄  ̄ ヽ ´ \ / \ / 彡 丶 彡 | | │ソ`丶 ⌒丶、 _ | | ( ∂ ` { = ヽ / ヽ/ │丶 `──´ ̄| =ヽ |ミ 彡 │─ ´ │ ・・・・・・・・・・ ─ / ) / ´ │ ヽ_ // │ 丶  ̄ / │ ヽ`丶 ____ / \ 丶 \ / |丶 / 丶 ヽ / _ノ / ソ 丶 ι 丶 / 丶 Υ 丶 _____ ´ 丶 / ヽ ´ ´ ̄ ̄∥ ̄丶 \ / ミ \ | .____,,..、-―‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / 彡 ,.. --――――――r''"´ ̄ ̄ ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 彡 | ./ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; │ ソ`丶 j /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; | ( ∂ ./ | / |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; │丶 ./ ,- 、Y l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 彡 .'、 _,.-' ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ─ / .ア´ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ´ │ .! _,,.. ァ、___ ,. -';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ │ 丶 ` ‐、__7´`"´ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-――――― │ ヽ`丶 ____ / \ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-―‐ ''"´ ̄ 丶 \ / |丶 / 丶  ̄ ̄ ヽ / _ノ / ソ 丶
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/57.html
大嘘吐き=キリノ、で大嘘吐きの兄=キリノの兄なのでは? -- (説) 2010-11-07 14 16 35 確かにその解釈も有りかも。つか麻奈実の項、それパラノイアじゃなくて強迫神経症の方が正しいよ。パラノイアは基本的に極度の被害妄想に陥った人間のことを指す。 -- (名無しさん) 2010-11-09 01 00 48 【パラノイア】大辞林:一つの事に異常に執着し、病的な態度を示す人/クレペリンの定義:被害妄想や誇大妄想、嫉妬などが顕著であり、思考や意志の明晰さは保たれ幻覚を伴わない -- (名無しさん) 2010-11-09 03 34 33 兄パンツはまだとしてもシャツや枕はくんか済みと見るね。動揺はそのせいだ。 -- (名無しさん) 2010-11-10 03 32 01
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/125.html
物語の最初に美少女と曲がり角でぶつかる 食卓で両親からオタク批判を聞くことになった桐乃の反応 桐乃が京介に人生相談した理由 桐乃がオフ会に乗り気にならない理由 桐乃は店で1時間待ったのか 「何か」とは何なのか 京介の写真が一枚も無い理由 高坂家の名前 物語の最初に美少女と曲がり角でぶつかる こう書くとボーイミーツガールのテンプレである。 食卓で両親からオタク批判を聞くことになった桐乃の反応 唇を噛んで手が小刻みに震えている様子から京介は怒りしか見い出していないが BD/DVD1巻付属小説の桐乃視点で、悔しさや情けなさで泣きそうなのを堪えていた事が描かれている。 桐乃が京介に人生相談した理由 『どうやったら解決するのか』or『とにかく話を聞いて欲しい』の二択で京介は後者だと判断したが、「どうしたらいいと思う?」という台詞から前者だとわかる。 京介の考察が当てにならないことがよく分かる場面である。 桐乃がオフ会に乗り気にならない理由 友達ができてしまうと、人生相談という京介と会話するきっかけを失ってしまうからではないだろうか。 桐乃は店で1時間待ったのか 桐乃に言い含めた、一方的に喋った、返事は聞いていない、アイツが言うことを聞くかどうかは分からない、といった具合に非常に疑わしい。 のちに、原作者脚本の2期13話で親父とのやり取りを聞いていた事が確定した。 「何か」とは何なのか 243ページより引用 ……もしかしたら、自分でも意識できていない何かが、あるのかもしれん。胸の内から湧き上がってくる妙な気持ちの正体だって、まだ判然としねえよ。 ここで、この感情とは別の明白な感情として、「兄貴だから」が挙げられているため、「兄貴だから」は考えにくい。 ここで残るのは、 妹への恋愛感情(A説) お節介精神(B説) である。 まずB説であるが、わざわざ伏せたうえで傍点をつけるほどのこととは考えにくく、続刊で答えを徐々に明かす形式としては直後に「兄だから」という目先の答えを示しているため印象に残りづらい。 2巻のインタビューでは当初1巻完結の予定で話を書いていたと語っているため、答えは1巻のみの内容から推測できる内容であろう。 A説であるが、1巻内で「妹と恋しよ」がフラグとして機能している。 また、妹との恋愛を否定することが死亡フラグとも言える。 「こいつは異性のうちに入らない」なんて異性と認識していないと出ない発想だし。 京介の写真が一枚も無い理由 当時の推測で説得力のあったもの 京介が実は養子であったため、養子になる以前の撮影が物理的に不可能だった 桐乃が隠れブラコンで兄の写真を持っていってしまった 前者ならば義妹ルート可、後者ならば京介の身が危ない なお、兄妹揃って写っている写真すら無いので、単に娘を溺愛しているからは成り立たない 高坂家の名前 京介・大介→京大→きょうだい→兄妹 桐乃→きり→ヘアピンの位置が濁音っぽい→ぎり→義理 佳乃→よし→ようし→養子 ※公式には一切明言されていないただの推測です。 意見・批判等 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/140.html
週末に桐乃の部屋にいつものメンツが集まった、その時の会話 桐乃『黒猫。』 黒猫『何よ?』 桐乃『今度の日曜日、こいつとブラ買いに行くの』 京介「ぶっ!!」 沙織『相変わらず仲いいでござるな。』 桐乃『うん。昨日こいつとお風呂入ってる時に約束したの。』 黒猫「何?あなたたち二人は一緒にお風呂入ってるの?今度私も一緒に入らせなさい。」 桐乃『嫌!』 黒猫「(´・ω・`)」 京介「いい加減桐乃は一人で風呂に入った方がいいと思うんだが・・・」 桐乃『いや!一緒に入るの!』 沙織『きりりん氏もそう言ってるんだし、いいんじゃないですか?』 京介「そうかなぁ。でも寝る時くらいは一人で寝てほしいよ。」 桐乃『だって一人で寝るの寂しいんだもん…』 黒猫「だったら私と一緒に・・」 桐乃『ヤだ。』 黒猫「(´・ω・`)」
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/11.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/87.html
これって、ほとんど京介の麻奈実ラブ行動じゃね? -- (名無しさん) 2010-12-07 23 45 43 確かに。京介×麻奈実フラグ集とでもしたほうがまだ適切か -- (名無しさん) 2010-12-09 03 34 00 これ見ると京介→麻奈実の行動・心理って京介→桐乃の行動・心理と結構被ってるな。ふと思っただけだけど。 -- (名無しさん) 2010-12-14 10 23 17 京介⇒麻奈美はラブ行動と確定してないから別にこのままでいい -- (あんどん) 2010-12-16 00 07 14 じゃあ、京介→麻奈実異常行動だな。麻奈実からのアクションはほとんどないし。しかし、ここまでしておいてラブじゃないってのが、もめる元なんだよなぁ。 -- (名無しさん) 2010-12-18 16 57 23
https://w.atwiki.jp/wand/pages/13.html
小ネタ 画面右上のアイコンについて 青:オートプレイ(スタートボタン) 黄:既読スキップ(□ボタン) 赤:強制スキップ(□ボタン→セレクトボタン) 週末のスクラップ帳チェックで、メモリスを再生すると時間経過してしまうため、アイテム使用、アイテムプレゼントをしたい場合は注意。 メモリスはゲーム開始画面のアルバムから見た方が良いかも。 クリア特典 クリアするとサウンド鑑賞、ミニゲームが選択できるようになる 2周目を「ニューゲーム」から始めると「プロローグ」がスキップできる プロローグ(1週目)をプロローグで得る分の5ポイントがもらえ、魔力・知識・技術に好きなように振り分けが出来る(ゲームは2週目からスタート) また、2周目以降は、アイテムの引継ぎが出来る。ただし、プレゼントされたアイテムは引き継がれない。また、引き継げる数は1つのアイテムに付き1つずつ。(ゲーム中で複数手に入れても、1つしか引き継げない) サブキャラ(エルバート・アミィ)をクリアするとタイトルから選択できるミニゲームで二人と対戦できる
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/249.html
http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1288544881/65-73 「はぁぅっ……ん……んっ……ひぅっ……ぁっ」 水を弾くような音が暗がりの密室空間に響き渡る。 べちべちと聞こえるそれは男と女が繋がっている証だ。 噎せかえりそうなほどの熱気に男女の交わり特有の嗅いだだけで淫気に当てられてしまいそうな香りが部屋中に充満している。 そんな空間の中、荒々しく息を上げているのは他でもない、世界一可愛気がないであろう俺の妹だ。 口の端から涎を垂らし、両の目にいっぱいの涙を湛えている。 そんな妹様は先ほどまで相変わらずの流行ファッションに身を包んでいたものの、現在はところどころを開けさせていた。 仰向け状態の俺に跨がってはその端整な顔を淫らに歪めている。 俺の胸に手をついて身体を支える桐乃は一物を下の口で咥え込み、一心不乱に腰を上下させる行為に没頭していた。 「あぅっ……ぃ、いぃのっ……おくが、すっごぃ……はぁんっ……」 ずちゅっ、ぐちゅっ。 結合部から漏れでる淫音が鼓膜から直接脳に性的興奮をもたらし、思わず桐乃の腰の動きに合わせて下から突き上げてしまう。 天を衝くかのように一物を奥へと押し込み、これでもかとばかりに桐乃を蹂躙していく。 膣内を削るように擦り上げてはカリ首に肉襞がかかるよう引き抜いて、何度も繰り返し摩擦する。 突き上げるのは俺が担当し引き抜こうとする動作は桐乃に任せていた。 締まる肉壁を押し拡げる度に乱れに乱れた表情が恍惚の色に染まる。 絶え間ない抽送によって疲れたのか桐乃はばたりと倒れ込んできた。 しかしそれでも丸みのあるその腰は上下運動を止めない。 そのうえ強引にずり上げられたブラから覗く桃色のそれを俺の胸板に擦り付けてくる。 「こすれっ、て……したもぉ、うえ、もっ……」 真正面に見える蕩けきった顔の桐乃が愛おしく思えて、そっと唇を重ねた。 すると桐乃はすかさずちゅるんと舌を俺の口に滑り込ませてくる。 一瞬で舌を捉えられ、巻き付くように絡めとられた。 仕方なくそれに応じると桐乃は「んふっ」と嬉しそうに目を細め、粘膜同士の戯れを開始する。 その反応になんとなく悔しくなった俺は桐乃の腰に手を宛がってさらに深くへと突き入れてみる。 「ッ!?……ら、らめっ、そんあ……はげ、はげし、くぅ……あぁっ、はっ、ぁ、はぁっ」 頂点まで昂りつつある性感には刺激が強すぎたのか、桐乃は全身を震わせてよがり狂う。 ズキンズキンと今はなき右足首が痛んだ気がした。 けれどそんなものは構うまいと腰の振りを激しくする。 締め付け具合にさらなるキツさが加わり一物へとしつこいぐらいに絡み付いてくる。 彷徨っていた桐乃の腕が俺の首に回され、上下する律動に連動して再び唇を交える。 ぱぁんっ、ぱぁんっと恥骨がぶつかり合うほどに深く腰を打ち付け合う。 込み上げてくる熱情。 ぞわぞわと疼き始める背中。 きゅぅっと締まりの良くなる膣内。 ビクンと震え出す一物。 もはや何もかもが限界だった。 俺は最後の力を振り絞りストロークのスピードを速め限りなく乱暴に腰を振る。 「あん、いっ、いっ、だめら、って、ば、ああっ、も、む、ムリッ」 じゅぶ、じゅぶっ、じゅぶッ! 奥へ奥へと打ち付けて最後の一撃に最奥へと腰を突き上げた。 「イけ、桐乃ッ!」 「あに、き、あっ、に、きぃぃぃぃぃぃ!」 鼓膜がビリビリするほどの嬌声を上げながら我が妹様は絶頂を迎えた。 同時に堪えきれない情欲が一物から容赦なく吐き出される。 びゅくん、びゅくんと放られた熱いモノが桐乃の意識を溶かしていく。 「……あっ、つ、ぃ……」 ――― ―― 「スマンカッタ」 思わず右足を庇いつつも土下座してしまった。 罪悪感とか倫理観についての謝罪ではない(襲い掛かってきたのは桐乃だし)。 これは、断りもなく膣内へ射精してしまったことへの土下座だった。 「……」 桐乃は腕組みをしながらそっぽを向いて押し黙る。 情事を終え互いに頭を冷やしたが、まだほんのりと赤みの残る顔で桐乃は不機嫌顔をした。 ぽそりとか細い声で桐乃は呟く。 「……別に、良かったケド」 「え?」 聞き取れずに聞き直すも「何でもないっ」と再びそっぽを向かれた。 ふむ。 それは、どういう意図の行動だろう? 考えたところで鈍い俺に答えなどわかるはずもないのだが。 ともあれ、 「あー、その」 「……何? 言いたいことはハッキリ言ってよね、この鬼畜兄貴」 鬼畜は余計だしハッキリ言うべきなのはお前だろうがと内心突っ込みつつ、包み隠さず本音を漏らす。 「さっきのお前……なんか、その、可愛かった……ぞ? エロかったし」 「!?」 目を見開き驚愕した桐乃はぴくぴくと体を震わせ、みるみる顔を赤くした。 まるで熟した林檎みたいだ。 っていうかだな、何で片足をちょん切って家に帰ってきたら妹の好感度MAX越えちゃってんの? 何で自然と肌を重ねちゃってんの? 俺は。 ……本当に俺、近親相姦上等の変態鬼畜兄貴だったんだな。 いつぞやのあやせの発言が急に現実味を帯びてきやがった。 こりゃあまずい。 既に兄妹としての一線を軽ーく飛び越しちゃってるとか非常にまずい。 殺される。 ガチで山に埋められる。 ど、どうすればいいと? 「……兄貴」 そんな俺の苦悩になど全く気付かない様子で、我が妹様は何やらかしこまって俺を見つめてくる。 熱い視線がやべぇ。 心臓高鳴って死にそう。 つい最近にも一度軽く死にかけたけどその時より今のが断然逝きそう。 助けてド〇えもん。 「ねえってば……」 「……お、おう、なんだ」 小さく息を呑む。 手に汗握るってこういうことか。 違う? いやそんなことはどうでもいいって。 今はそんなことよりも、我が妹様の雰囲気に気圧されてるこの状況をどうにかしてぇぇ! 「あたし、その…………き、だから」 「は、はい?」 「うう゛ぅ~」 唸る妹。 すうっと息を吸い、捲し立てるように桐乃は言った。 「あ、あたしはっ、あんたのことが好き! 大好き! 超好き! 愛してると言ってもいい! 別にあんたの彼女とか恋人じゃなくていいから、あんたの一番近くにいさせてほしい! わかった!?」 それはもう盛大な告白だった。 その有無を言わせぬ勢いに多少驚きつつ、ハァ、と嘆息してしまう。 呆然、とはしなかった。 だってさっきの恥態を見せられたら、なぁ? その、勘違いしてもいいのかなぁ、って思うだろ? いや、えっと、それが事実だってのは、喜ぶべきか、悲しむべきかわからんけども。 正直判断つきかねるし。 常識的には、もう道踏み外してんぜ、俺たち兄妹。 ……けど、まあ、別にそれも、悪くはねぇかなぁと思ってしまう。 だってよぅ、俺の妹は、 ――こんなに可愛いわけだから、さ。 後日談、というかその直後 「へ、返事は!? “イエス”か“はい”でッ!」 「選択肢の意味を為さないだと!?」 「もちろんオッケーでしょ違うっていうの早く応えてよ早くねえねえねえ!」 「こんな時でもテンパってんなよバカ桐乃! ……答えがノーなら、初めからお前を抱いちゃいねぇっての……バーカ」 「……あ、あ、あっ、」 「あ?」 「あ、あたしはバカじゃないっつの!」 「ぐぶぉぉっ!? な、何しやがる!?」 「ううううるしゃい!」 「……はぁ~あ、全く。 結局こんな感じなのか、俺たちって」 「……あのさ」 「あんだよ?」 「その……近いうちにもう一人、あんたのことを好きな奴が、来るから……」 「は?」 「く、詳しいことは言わない。 けど」 「?」 「そいつのことも、ちゃんと受け止めてあげてよね……あたしみたいに」 「……わかったよ。 意味はわからんが、覚悟だけは、しておく」 「……うん」 (続く?)
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/217.html
607 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/26(水) 21 56 26.95 ID qTt3ah8x0 京介「くあー!!!久しぶりの青空ー!!」 桐乃「キモッ!病室から見えてたし、散歩だってしてたじゃない」 京介「いや気持ちも問題だろ、病院の敷地内と外じゃ違うんだ」 あれからどのぐらい経っただろう。 なんせずっと病院にいたもんだら日にちなんか忘れちまった。 そう、俺は無事退院。明日から普通通りの日常を過ごすことを許されたばかりだ そう、今まで通りの、平和な日常をな 桐乃「ところで加奈子は?」 京介「あぁ、今日仕事あるんだ。夕方あたりにでも会うかな」 桐乃「あっそ。変態カップル」 京介「お前・・・まだ根に持ってるのか・・?アレを」 桐乃「アレって?あぁ、病室でフェラさせてるところを妹に見せ付けたやつ?」 京介「おまっ・・・わかってんなら「アレ」でいいだろ!///」 桐乃「何顔赤くしてんの?キモ!」 桐乃「てか!!!あんた家であんなことしてたら許さないからね!汚らわしい」 京介「じゃぁどこですればいいんだよ」 桐乃「んー・・・って・・・//知るか!!!一人でやってれば?キモ!」ドガッ 京介「いてっ!!!病み上がりだぞ・・・」 608 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/26(水) 22 07 34.97 ID qTt3ah8x0 ・・・・夕方・・・・ 京介「なぁ加奈子よ」 加奈子「~♪んだょ?」 京介「すこし、くっつきすぎじゃないか?」 加奈子「ぃーだろうがよぉ。久しぶりなんだから」 加奈子はあの事件以来ずっとこうだ とにかく一緒にいる時はくっついて離れようとしない まぁ、あんなことあったんだし、しゃーないけどよ。 ブリジット「かなかなちゃんは、甘えん坊なんだね♪」 加奈子「ぉいこらブリジット、なんでてめぇがいんだょ」 ブリジット「うぅ・・・だって久しぶりの京介さんとのデートだってかなかなちゃんが言うから・・・」 加奈子「そうだょ、デートなんだょ。なら普通気遣って二人っきりにするだろぅが!」 京介「まぁまぁ、いいじゃんか。」 ブリジット「ありがとうございます♪」 加奈子「京介はよぉ・・・ブリジットには甘いよなぁ・・・」 京介「ん?そんなことないぞ?」 加奈子「ブリジット、てめぇ京介に優しくされたからって変な気起こしたら承知しねぇかんな」 ブリジット「変な気ってなぁに?」 ま、加奈子はこんな感じだ。あぁ・・・平和だなぁ・・・ 609 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/26(水) 22 18 55.86 ID qTt3ah8x0 ・・・・夜・・・・ そう、平和な日常に足りないものがいくつかある あいつがいないと、俺の日常は帰ってこないんだ 京介「ところで親父」 親父「なんだ。」 京介「あいつは・・・・いつ帰ってくるんだ?」 親父「あいつとは?」 京介「わかるだろ?」 親父「・・・・明日だ」 ぶーーー! 不覚にも味噌汁を吹いた 桐乃「汚っ!!!何してんのよ!」 京介「明日って・・・急だな!」 親父「前から決まっていたことだ」 確かに出迎えるとは思っていたが、そんな急とは・・・まだ、心の準備が・・・ 桐乃「地味子はもう家にいるんでしょ?」 京介「あぁ、この前お見舞いに来た。」 桐乃「そう・・・あのさ兄貴、明日行くんでしょ?」 京介「ま・・・まぁ、そのつもりだったが・・・」 桐乃「あたしも行く!!」 なんと肝っ玉の座った妹様なことよ・・・ 611 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/26(水) 22 35 52.13 ID qTt3ah8x0 ・・・・・次の日・・・・・ 警察前 とはいいつつ来ちまった・・・まぁ、一回決めたことだしな・・・ 暖かく迎えてやろう。あやせだって、もう、反省してるだろうしな。そう、戻るんだ。日常へ・・・ 桐乃「あ・・・!来た!」 加奈子「・・・!」 あやせ「・・・・・・・」テクテク 京介「・・・・・・」 桐乃「あ・・・あやせ?・・・久しぶり!!」 あやせ「・・・・・・・・・・・」 加奈子「し・・・しんきくせぇなぁ!俯いてんじゃねぇーよ!」 あやせ「・・・・・ごめんなさい・・・・」 あやせは、俯いてそうつぶやいた。心なしか、髪が伸びた気がする 京介「あやせ?久しぶりだな?」 あやせ「・・・・!・・・お兄・・・さん・・・?」 京介「あ・・・あぁ!お兄さんです!」 あやせ「ごめんなさい・・・私・・・」ダッ 加奈子「あっ!!あやせ!!」 桐乃「あやせ・・・」 京介「チィッ!!」ダッ 桐乃「あっ!兄貴!」 612 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/26(水) 22 45 37.56 ID qTt3ah8x0 あやせ「・・・うぅ・・・みんな・・・優しすぎるよ・・・(ごめん・・・逃げて・・・)」タッタッタ 京介「くぉらー!あやせー!」ドッドッドッ! あやせ「・・・・ひっ!」タタタタタ! 京介「速っ!・・なんで逃げんだよ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨! あやせ「・・・・な・・・なんで、追いかけてくるんですか!!」タタタ!! 京介「普通、逃げたら追いかけるだろ!!!」ドドド あやせ「ごめんなさい・・・!私、会わす顔ありません!!!」 京介「ぐっ・・・・走り続けて、治ったばかりの傷がぁ!」 あやせ「・・・!お兄さん!?・・・」ピタッ 京介「・・・・嘘!・・・捕まえた」 あやせ「・・・うぅ・・・」 京介「顔、見せてくれよ・・・」 あやせ「・・・お兄さん、私・・・」 京介「ん?どうした?ごめんさい、以外で頼むぜ」 あやせ「・・・・お兄さんは意地悪です・・・言わせて下さい・・・」 京介「ダメ、もう聞いたから。な?あやせ、おかえり。」 あやせ「・・・・」 京介「おかえり」 あやせ「・・・た・・・ただい・・ま・・です・・」 613 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/26(水) 23 08 18.32 ID qTt3ah8x0 こうして俺の平和な日常は取り戻せた これからも、同じような日常をずっと続けて行きたい そう、誰が欠けてもダメなんだ・・・もちろん、俺もな ・・・・・・数週間後・・・・・・・ 京介「・・・ヤンデレ?なんだこりゃ、ヤンキーデレデレか?」 ヤンキーがデレるゲームなのか?加奈子みてぇだな この前、俺は桐乃と秋葉原に行った その時、興味本位で俺はあるゲームを買った ヤンデレ 意味はわからなかったが俺は勝手に<ヤンキーがデレる=ヤンデレ>だと思って加奈子のような子が出るのかと思い買ってみた 614 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/26(水) 23 14 29.90 ID qTt3ah8x0 ・・・コンコン 桐乃「兄貴ー」 京介「ん、何だ?」 桐乃「あんた、何か今日ゲーム買ったんでしょ?見せてよ」 京介「ん、これだが?」 桐乃「・・・・ヤン・・・デレ・・・・?あんた、趣味悪っ!!!!」 京介「え?なんでだ?」 桐乃「キモッ!やめてよね!うわー引くわ・・・」 バタンッ!!! 京介「んだよ・・・」 そう、俺はまだ知らなかったのだ。このヤンデレの本当の意味を まさか、俺の一言で、あんなになっちまうなんて、思ってもみなかった 615 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/26(水) 23 22 48.87 ID qTt3ah8x0 ・・・・・・・・・ 京介「加奈子ってヤンデレだよな」 加奈子「はぁ?なんだそりゃ??」 京介「ヤンデレ。俺、お前みたいなヤンデレ、好きだぞ」 加奈子「ばっ///そっかぁ。(京介のやつ・・・ヤンデレってやつが好きなのか・・・調べてみるか)」 ・・・・・・・・・ 625 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/27(木) 22 53 52.91 ID E3dpfiZD0 ・・・京介の家・・・ 桐乃「ちょっとさー、あんたに相談あんだけど」 京介「相談?なんだよ?またエロゲー落としたのか?」 桐乃「違う!!!・・・・あやせのこと」 京介「あやせ?ケンカでもしたのか?」 桐乃「いや、なんかさーやっぱ元気無いんだよねー」 京介「まだ引きずってるってか?」 桐乃「うんー・・・だからさ、あんたなんか一言言ってやってよ」 京介「はぁ?なんで俺が」 桐乃「しょうがないじゃん!!とにかく頼むからね!」 京介「はぁー・・・しゃぁねぇなぁー」 626 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/27(木) 23 04 06.58 ID E3dpfiZD0 京介「はぁ・・・俺がなんか言うより桐乃が言ったほうがいいだろうが・・・まぁいい・・・明日会ってみるか・・・」 ・・・プルルルル 京介「ん?加奈子か?」 加奈子「よぉ。」 京介「おう。どうした?」 加奈子「明日どっか出掛けねぇ?暇なんだよぇ~」 京介「明日??いいぜ~・・・・・あ・・・・」 加奈子「あ?どうした?」 京介「悪い。明日は無理だ」 加奈子「なんでだょ?」 京介「ちょっとな(あやせに会うって言ったら・・・ややこしくなるような気がする・・・)」 加奈子「なんだょ?」 京介「用事あるんだ」 加奈子「なんの用事?」 京介「同級生の赤城ってやつと出掛ける約束してるんだよ」 加奈子「ふぅーん・・・そっか、ならしゃーなぃよなぁ」 京介「悪いな。また今度。」 加奈子「ぉう。絶対だぞ~」 京介「あぁ。じゃぁ、また」 加奈子「うぃ~す」 ・・・プツッ 京介「すまん!加奈子!」 627 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/27(木) 23 10 23.91 ID E3dpfiZD0 ・・・・・・・・ 京介「あやせに電話するのも・・・久しぶりだな」 ・・・プルルルルル・・・・ あやせ「はい。あやせです」 京介「よう。久しぶりだな」 あやせ「お兄さん?お久しぶりです。」 京介「元気だったか?」 あやせ「元気ですよ?」 京介「そうか。明日会わないか?」 あやせ「え?明日ですか?・・・・」 京介「用事でもあったか?すまん」 あやせ「いえ、無いですけど・・・いいんですか?」 京介「いいって?」 あやせ「だって私は・・・」 京介「あやせ、俺はお前と話したいんだ」 あやせ「・・・・わかりました。公園で待ってます」 京介「おう」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 628 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/27(木) 23 21 52.96 ID E3dpfiZD0 ・・・・・次の日・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ あやせ「(どうしよう・・・どんな顔したらいいんだろう・・・)」 あやせ「(・・・って・・・そっか・・・お兄さんは普通に接してくれてるんだから・・・)」 あやせ「(私も普通に接しればいいんだ・・・んー・・・やってみようかな・・・)」 ・・・・・・・・・・・・ 京介「(どうしたもんかぁ・・・どうしたら普通に戻ってくれんのかぁ)」 京介「(前だったら、変態!とかかなり罵られてたんだがなぁ・・)」 京介「(そうだ!!前までは俺はあやせにとったら近親相姦上等の変態兄貴って認識だった!)」 京介「(だが今は俺に対しては罪悪感しかない!・・・そうだ。あやせには絶対に曲げられないものがある)」 京介「(変態に対する・・・不快感!)」 京介「(そこをくすぐれば、キレが戻るかもしれないな)」 629 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/27(木) 23 40 13.34 ID dmkwzZ2h0 ・・・公園・・・・ あやせ「(・・・あ!来た!!!)」 京介「(いた・・・!」 京介「よう・・あやせ(セクハラだ!セクハラをするんだ!)」 あやせ「・・お久しぶりです・・・(普通通り!普通通り!)」 京介「あやせ、今日も可愛いな、天使みたいだぜ?)」 あやせ「///・・・(来た!お兄さんのセクハラ行為・・・照れてる場合じゃない!・・言わなきゃ!)」 京介「・・・(やべっ・・・外したか・・・)」 あやせ「そ・・・そんなこと言ってると・・・ぶ・・・ブチ殺しますよ・・・?」 京介「・・・・・・あやせ、それをあやせが言うとシャレにならないぞ?」 あやせ「うっ・・・ごめんなさい・・・(だよね・・・間違えた・・・)」 京介「あはははははは!」 あやせ「えっ・・・お兄さん!?」 京介「でも、よかった、それでこそあやせだ!」 あやせ「・・・いいんですか・・?」 京介「あぁ、なんせラブリーエンジェルだからな」 あやせ「///・・・なんですかそれ、気持ち悪いです・・・よ?」 京介「あはははは!」 あやせ「あははっ・・・」 京介・あやせ「(よかった・・・)」 630 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/27(木) 23 47 46.07 ID dmkwzZ2h0 京介「あやせ、改めて言うよ。おかえり」 あやせ「うぅ・・・」 あやせ「ただいまです・・・」 京介「泣くなよ・・・」 あやせ「お兄さんが悪いんですよ・・?」 京介「うっ、すまん」 あやせ「でも許してあげます・・・」 あやせ「でも、一言だけ言わせてください」 京介「ん?なんだ?」 あやせ「本当に、すいませんでs」 京介「あーあー!!!!聞こえない!!!」 あやせ「えっ・・・」 京介「それはもう聞いた」 あやせ「うぅ・・・ズルいです・・・」 京介「ははっ、ズルいんだよー」 加奈子「(あー暇だなぁ・・・)」トコトコ 加奈子「(・・・あれ・・・あやせ?・・・・!!!!!)」サッ 加奈子「なんで・・(なんで・・・京介がいるんだよ、今日は同級生と遊ぶんじゃなかったのかよ・・?)」 加奈子「嘘・・・だったのかょ・・・」 加奈子「・・・・・・そぅかょ・・・・・・・」 631 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 00 00 05.92 ID Ispw9U2w0 あやせ「あ、私、そろそろ帰らなきゃ・・・」 京介「あ、そうか、送ってこうか?」 あやせ「あ、いえ、大丈夫です!今日は、本当にありがとうございました・・」ペコッ 京介「お、おう!」 あやせ「また、電話しますね?」ニコッ 京介「おう、いつでもしてくれ」 あやせ「はい、では!」スタスタ 京介「(もう、大丈夫だな・・・)」 最後の笑顔、あれは間違い無く天使の笑いだ。 あの笑顔ができるなら、もう大丈夫さ・・・ 加奈子「・・・・・京介・・・・」トコトコ 京介「・・・ん?・・・・!!!!加奈子!?」 加奈子「なんで、あやせがここにいたんだょ・・・」 京介「お、お前こそ、なんでここにいるんだよ!?」 加奈子「・・・同級生と、遊びなんじゃなかったのかょ・・・」 京介「あ、あー・・・(あれ・・・加奈子、目に光が無い・・・)」 加奈子「嘘・・・ついたのか・・・京介・・・加奈子に、嘘ついたのか・・・」 京介「ちょっと、ワケがあってな・・・ちゃんと話すから、ここに座ってくれ」 加奈子「とりあえず・・・嘘、ついたんだよなぁ・・・?」 京介「・・・・・・・」 加奈子「ひでぇょ・・・・京介・・・」ガシッ 京介「・・・・・・」 加奈子「ふざけんなぁ!!!隠し事しないでくれよぉ・・・!!!!」 京介「うるせぇ!!!バカやろーーー!!!」ドガッ 632 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 00 07 32.96 ID Ispw9U2w0 加奈子「いてっ・・・なんだよぉ・・・」 京介「ワケがあるっつってんだろ、そこに直れ」 加奈子「とにかく嘘ついたんだろうがぁ・・・認めろょぉ・・」 京介「桐乃に!!!!!」バシッ 加奈子「ぁう・・・」 京介「頼まれ!!!」バンッ 加奈子「ひぅっ・・」 京介「たんだよ!!!」ビシィ!!!! 加奈子「はぅっ!!」 京介「あやせが元気無いから励ましてやってくれってな!!!」ガシッ 加奈子「うぅ・・・そんなら早く言えよぉ・・・」 京介「うるせぇ!!!!」ドガッ 加奈子「いたっ・・・なんで加奈子が殴られてるんだよぉ・・・」 京介「お前が話しを聞かないからだぁ!!!」バシッ 加奈子「ぁぅ・・//ごめんなさぃ・・・(うぅ・・・いてぇけど、なぜか嬉しいんだよなぁ・・・)」 京介「ちゃんと反省しろ!!!反省しろ!!!」バン!バン! 加奈子「まだ反省してねぇよぉ・・・もっと・・・」 京介「んだどごらぁ!!!」ドガッ 加奈子「はぅっ・・・きょうすけぇ・・・」 イワオ「~♪今日も疲れたなぁ・・・っと~」 ・・・バシッ・・・バシッ・・・ イワオ「ん?なんだぁ・・?」チラッ イワオ「ん!?あんちゃん!?なんで女の子叩いてるんだよ!?」 633 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 00 15 00.07 ID Ispw9U2w0 イワオ「あんちゃん!!!!」ダッタッ 京介「あん?なんだ、お前か、今忙しいんだ!」バシッ 加奈子「うぅ・・・」 イワオ「やめろよ!!可哀想だろう!?」 京介「・・・・・・」ドガッ 加奈子「ぁう・・・そこの坊主、いいんだょ・・・関わるなぁ・・・」 イワオ「そんなこと言っても・・・なぁ!!!あんちゃん!!!」ガシッ 京介「・・・・・・」ギロッ イワオ「・・・!あんちゃん・・・?目が、目が・・・」 加奈子「・・やべぇ!!坊主!!離れろ!!」 イワオ「・・・え!?」 京介「邪魔を・・・するな!!!」ドガッ イワオ「うがぁ!!」ドサッ 加奈子「京介!!!待て!!!」 京介「うらぁぁぁ!!」バシッ イワオ「かはぁ・・!あ・・・あんちゃん・・・?」 635 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 00 24 11.18 ID Ispw9U2w0 加奈子「関係ねぇやつ巻き込むなぁ!」 京介「うるせぇ、庇うのかよ?」 加奈子「・・・ち、ちげぇ・・・!」 京介「・・・・どけ」 加奈子「どかねぇ!!」 京介「・・・どけ」ドガッ 加奈子「・・・うぅ・・・!関係ないやつまで・・・加奈子だけ殴ってりゃぃぃだろぉ・・・?」 京介「おいこらてめぇ。」 イワオ「・・・う・・・あんちゃん・・・なんか変だぞ・・・?」 京介「黙れ」ガシッ イワオ「うぐっ・・・あんちゃん・・・ぐるじぃ・・・」 京介「・・・・」ドゴッ イワオ「あはぁ!!・・・ごめん・・!あんちゃん・・・!許してくれ・・!」 加奈子「おい!!!京介!!!!」ギュッ 京介「・・・・・・」ピタッ イワオ「はぁ・・・はぁ・・・」 京介「・・・・すまん、俺、帰る・・・(」 加奈子「・・・京介・・・?」 京介「・・・・すまん。イワオ、加奈子・・・」ダッ 加奈子「ちょっ!待てょ!」 加奈子「・・・・」 641 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 00 40 25.17 ID Ispw9U2w0 加奈子「ぉぃ。てめぇ」 イワオ「・・・なんだよ・・・?」 加奈子「余計なコトしてんじゃねぇょ」 イワオ「なんっ・・・なんだよ・・・助けてやったのに・・・」 加奈子「ぁんなぁ、京介は加奈子の彼氏なんだょ。ったく・・・消化不良だぜ・・」 イワオ「あんちゃんの彼女!?」 加奈子「あぁ、そうだ。てゆぅかぁ、てめぇ京介の知り合いかぁ?何モンだょ?」 イワオ「えーと・・・幼馴染だよ!あ、俺は田村いわおってんだ!」 加奈子「はぁ~ん。そうかょ。てか早くどっか行ってくんねぇ?坊主に興味ねぇし」 イワオ「そっちは?名前はなんて言うんだ?」 加奈子「なんでてめぇに名乗らなきゃなんねぇんだよぉ」 イワオ「いや・・・せっかくだしさ・・・」 加奈子「・・・・加奈子。まぁ、京介の幼馴染ならまた会うかもしれねぇなぁ」 イワオ「そっか。覚えておくぜ!でも、なんで殴られてたんだ?ケンカ?」 加奈子「はぁ?なんでそんなことてめぇに言わなきゃなんねぇワケ?糞ガキうぜぇ!」 イワオ「なっ・・ガキって!」 加奈子「ガキだろうがよぉ?京介に比べたら」 イワオ「俺とは歳変わらないだろ!?」 加奈子「加奈子は中2だけどぉ?」 イワオ「同じだよ!」 加奈子「だからなんだよぉ?うぜぇ」 加奈子「うへぇ。だり、おい坊主、ジュースおごれや。てめぇのせいで中途半端だったんだしよぉ」 イワオ「なっ・・・なんで俺が!!」 642 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 00 51 18.53 ID Ispw9U2w0 加奈子「うるせぇ。早く買ってこぃや」 イワオ「なんっ・・・わかったよ・・・(顔はまぁ可愛いのに性格最悪だな・・・)」スタスタ ・・・・ ガコンッ イワオ「ったく!あんちゃんも変なのと付き合ったなぁ・・・」テクテク 加奈子「あん?なんか言ったかぁ?」 イワオ「なんも言ってない!!、ホラ」スッ 加奈子「お、サンキュー」 イワオ「ふぅ。」 加奈子「何加奈子の隣に座ってるわけぇ?てめぇもういいょ。帰れ」 イワオ「なんでだよ!!!」 加奈子「チッ・・・うぜぇなぁ」 イワオ「・・・ん・・・てか、さっき、庇ってくれてサンキューな」 加奈子「なっ・・・・・ちげぇょ。京介は加奈子以外の奴殴ると手加減無くなるんだょ。」 加奈子「もし、加奈子が止めなかったから、てめぇ逝っちまってたかもなぁ」 イワオ「なっ・・・!ま・・・まさか・・・ははは・・・」 加奈子「マジだょ。つーか、こっちこそ・・・悪かったな・・・巻き込んでょ。」 イワオ「ははは!いーよいーよ!!」 加奈子「加奈子を助けようとしたんだろ?・・・一応・・・褒めてやるょ」 イワオ「おうよ!お互い様だな!」ポンッ 加奈子「てめぇ!触んじゃねぇ!」 イワオ「うっ・・悪い・・・」 644 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 00 58 06.61 ID Ispw9U2w0 ・・・・・・・・・・・・・・・・ (京介・基地外発症中) 京介「くっそー・・・(この気持ちは何だ・・・加奈子をイワオが庇って・・イワオを加奈子が庇って・・・)」ダッダッ 京介「(そう考えるとやたら腹が立つ!)」 京介「(なんだよ・・・この胸騒ぎ・・・)」 あやせ「あれ・・・?お兄さん・・・?」 京介「・・・?」 あやせ「帰ったんじゃなかったんですか!?」 京介「あ・・・や・・・せ・・・」 あやせ「どうしたんですか!?顔真っ赤ですよ!?」 京介「腹立つ!!!」 あやせ「え・・・?え?」 京介「くっそぉ・・・!!!!あやせ!!!」 あやせ「な・・なんですか!!!」 京介「お前のせいで加奈子とケンカした!」 あやせ「え?加奈子?え?」 京介「全部お前のせいだ!!!!!」 645 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 01 04 05.62 ID Ispw9U2w0 京介「お前と居るとこを見られて加奈子とケンカして・・・それで、イワオと!!!」 あやせ「え?よくわからないです・・(イワオ・・・?)」 京介「とにかくお前のせいだ!」バシッ あやせ「いたっ・・・!何するんですか!!」 京介「うるせぇ!!!」ビシッ あやせ「うぅ!・・・お兄さん・・・?」 京介「うるせぇ・・・うるせぇ・・・」 あやせ「・・・どうしたんですか・・・」 京介「くっそぉぉ!」バシッ あやせ「いたいっ・・・お兄さん・・・なんか、ごめんなさい・・」 京介「うああああ!」バシンッ! あやせ「うぅ・・・お兄さん・・・」ウルッ 京介「・・・・・」 あやせ「お兄さん・・・?」 京介「・・・・すまん・・・・」 あやせ「お兄さん・・・変ですよ・・・」 647 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 01 09 03.21 ID Ispw9U2w0 京介「・・・すまん・・・もう冷静になった・・・」 あやせ「痛かったです・・・」 京介「あやせ・・・すまん・・・」 あやせ「何があったんですか・・・?」 京介「・・・・・」 あやせ「お兄さん・・・」ギュッ 京介「・・・!あや・・・せ?」 あやせ「大丈夫です。私に話してみてください。もう、落ち着きましたか?」 京介「・・・・・」ジー・・・ あやせ「・・・・・・///・・・変態!!!!」バッ 京介「うっ・・・なぜ・・」 あやせ「話聞いてあげませんよ!?」 京介「・・・・実はな・・・」 648 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 01 15 51.55 ID Ispw9U2w0 京介「・・・・というわけなんだよ」 あやせ「・・・・呆れてものが言えません・・・」 京介「・・・・なんでだ?」 あやせ「えーと・・・とにかくお兄さんは嫉妬したわけですね?」 京介「嫉妬?」 あやせ「えぇ。加奈子がそのイワオって人を庇ったからモヤモヤしているんでしょう?」 京介「あぁ・・・」 あやせ「そのためだけに私は叩かれたんですか・・・」 京介「すまん・・・」 あやせ「理不尽にも程があります。でも心配ないですよ。加奈子に限って他の男を見るなんてことはありません。」 京介「・・・そうかな」 あやせ「私があれだけしても加奈子はお兄さんを想い続けたじゃないですか。」 京介「うん。物凄い説得力ある」 あやせ「ちょっ・・・!・・・あの時は・・・本当に・・・すいまs」 京介「違う違う!そういう意味じゃなく!!」 650 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 01 27 04.14 ID Ispw9U2w0 ・・・・・・・・・・・・・・・ 加奈子「さーてと、加奈子そろそろ帰るわ。京介も気になるしなぁ」 イワオ「もう帰るの?」 加奈子「んだょ?てめぇ、加奈子をお持ち帰りしてヤりてぇとか考えてるんじゃねぇだろうなぁ?」 イワオ「ばっ・・・そんなこと考えてねー!!!」 加奈子「はん。加奈子はもう京介もモンだからなぁ~」 イワオ「わかってるって!あんちゃんに怒られるしな。ところで、アドレス教えてくれよ」 加奈子「はぁ?なんで加奈子がてめぇみたいなやつにアドレス教えなきゃなんねーワケ?」 イワオ「ふーん。あんちゃんの昔、知りたくないの?(なんか・・・心配だしな・・・)」 加奈子「アドレス教えやがれ。」 イワオ「おうよ!」 加奈子「やっぱ、京介の昔とか知りてぇしな。加奈子のアドレス帳に加えてやるょ」 667 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 22 49 55.11 ID OkSlHb9Y0 イワオ「加えてやるって・・ホント偉そうだなぁ」 加奈子「ぁん?何か言ったかぁ?」 イワオ「なーんにも。」 加奈子「そぅかょ。じゃぁな。加奈子帰るわ~」 イワオ「なぁ!!」 加奈子「んだょ???」 イワオ「・・・んーと・・・」 加奈子「男ならハッキリ言えや」 イワオ「何かあったら・・・言えよな!!」 加奈子「え?」 イワオ「あんちゃんには勝てねーかもしんねーけど・・・庇ってやるぐらいならできるから・・・さ」 加奈子「もしかして加奈子に惚れたかぁ??」 イワオ「んなっ・・・そんなわけねーだろ!!!」 加奈子「うひひwwwどーだかwwつーか・・・余計なお世話だっつーの」 イワオ「人がせっかく・・・」 加奈子「でも・・・一応・・・褒めてやるょ・・・サンキューな」 イワオ「・・・・・・おうよ!」 加奈子「じゃな。坊主」スタスタ イワオ「坊主って言うなー!」 668 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 23 03 58.42 ID OkSlHb9Y0 ・・・夜・・・ 加奈子「京介・・・あれからどうしたかなぁ?」 加奈子「電話してみっか・・・」 ・・・・プルルル・・・ 京介「ん?加奈子か・・・なんか・・・気が重いけど・・・」 京介「はい。もしもし。」 加奈子「京介~あれからちゃんと帰ったのか気になってなぁ。京介は加奈子がいないと冷静になんねーからさぁ」 京介「大丈夫だ。もう頭冷やしたから」 加奈子「そうか・・・」 京介「イワオ、大丈夫だったか?」 加奈子「はははwピンピンしてらぁ。京介の幼馴染なんだってな~」 京介「あぁ。麻奈実っていただろ?あれの弟だよ」 加奈子「ほぉ~!そうなのかぁ。」 京介「なんか言ってたか?」 加奈子「別にぃ~。ジュース奢らしたぐらいかな」 京介「お前なぁ~」 加奈子「わりぃわりぃwwwあと、一応メルアド交換したぜ?京介の昔を教えてやるとか言われてなwイヒヒ」 京介「ほ・・・ほ~。そうか」 加奈子「京介の昔、早く知りたいぜぇ~」 京介「・・・・・・」 加奈子「京介??」 京介「随分楽しそうだな」 加奈子「ぁん?そりゃぁ好きな人の昔を知るってのは楽しいだろうがぁ」 京介「ちげぇ。そうじゃねぇ」 加奈子「なんだよ?」 京介「・・・・・・」 加奈子「京介?どうした?」 京介「わり。寝るわ」 加奈子「え?加奈子怒らすようなこと言ったかょ??」 京介「怒ってねぇ。じゃな」 加奈子「ちょっ・・・」 ・・・プープー・・ 京介「なんなんだよ・・・」 669 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 23 22 05.19 ID OkSlHb9Y0 加奈子「なんだょ・・・京介のやつ・・・」 ・・・プルルルル・・・ 加奈子「イワオ・・・?あぁ、あいつか」ピッ イワオ「もしもーし!」 加奈子「んだょ?」 イワオ「テンション低いなぁ!せっかく早速電話したってのに~」 加奈子「誰も頼んでねぇ。切るわぁ」 イワオ「ちょっ!待て待て!!何怒ってるんだよ!?」 加奈子「てめぇに関係ねぇだろ~」 イワオ「あんちゃんとまたなんかあった~?」 加奈子「・・・・・・・」 イワオ「なっ!?図星か!!!」 加奈子「うぜぇ!」 イワオ「悪い悪い!」 加奈子「京介の奴・・・なんか変だ」 イワオ「変??」 加奈子「もしかしたら、加奈子、捨てられるかもしれねぇ・・・」 イワオ「捨て・・・え?」 加奈子「おいてめぇなんとかしろ」 イワオ「なんとかって・・・俺付き合ったことねぇしわかんねーよ」 加奈子「使えねぇなぁ・・・これだからガキはやなんだょ」 イワオ「明日でいいなら話ぐらいなら聞くよ?」 加奈子「明日は事務所に呼ばれてるんだょ。加奈子モデルやってっから」 イワオ「モデル!?すげぇ!!」 加奈子「だろ?加奈子はすげぇんだょ。」 イワオ「すごいなぁ!!!」 670 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 23 34 20.09 ID OkSlHb9Y0 ・・・・・・・・・ 京介「くっそ・・・なんだよこのモヤモヤは・・・これがあやせが言ってた嫉妬・・・なのか?」 京介「わかんねぇ・・・あやせ・・・」 ・・・プルッ・・ あやせ「はい!あやせです!」 京介「出るの早いな」 あやせ「そうですか?」 京介「ところでさ・・・明日空いてない?話がある・・・つか、相談」 あやせ「お兄さんから相談なんて珍しいですね。加奈子の事ですか?」 京介「あぁ・・・ちょっとな」 あやせ「明日・・・明日じゃなきゃダメですか?」 京介「何か用事あったか?」 あやせ「ちょっと仕事が・・・」 京介「そうか・・・悪かった。」 あやせ「いえ、こちらこそ・・・」 あやせ「そうだ!お兄さん!!!」 京介「ん!?なんだ!?」 あやせ「私に調べさせてください!」 京介「ん?何を?」 あやせ「加奈子の事が心配なんですよね?なら私が調べてあげますよ」 京介「ん・・・でも・・・」 あやせ「少しはお役に立たせてください!」 京介「・・・わかった。頼む」 あやせ「はい!!!」 671 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 23 45 15.26 ID sQRbzYtf0 ・・・・・・・ 学校 加奈子「~♪あ、メール!(なんだ・・・イワオか)」 あやせ「・・・・・(変わった様子はない・・・か)」ジー 加奈子「・・・・?なんだよあやせ?」 あやせ「いや?誰とメールしてるのかぁ~と思って。お兄さん?」 加奈子「ちげぇょ。坊主だょ」 あやせ「坊主?」 加奈子「最近知り合ったただのガキ~♪」 あやせ「楽しそうだね?」 加奈子「んなことねーょ。」 あやせ「ふぅーん。」 加奈子「つーかさぁ。あやせこの前京介と会ってたろ?」 あやせ「え?あー・・・ちょっと励ましてくれただけ」 加奈子「あんま京介と勝手に会うなよな~」 あやせ「うん。ごめんね。(やっぱイワオって人とはただの友達なんじゃ?)」 672 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/28(金) 23 49 16.41 ID sQRbzYtf0 ・・・公園・・・ 京介「はぁー・・・(落ち着かないなぁ・・・)」 いつもなら誰かとの待ち合わせにしか使わないこの公園・・・ 今日はあてもなく・・・家に居たくないから来てしまった・・・ 京介「あー!俺どうしてる!!!なんなんだよこの気持ち!!!」 イワオ「~♪・・・送信っと・・・お?」チラッ イワオ「あんちゃん!」ダッダッ 京介「・・・?あぁ、お前か」 イワオ「あ・・・もう殴るなよ!?」バッ 京介「そんな気分じゃない。悪かったな。この前」 イワオ「あ・・・あぁ。俺のなんも知らないくせに割り込んでごめん」 京介「・・・・・・・」 イワオ「あんちゃん!!!話があるんだ!!!」 673 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 00 01 47.46 ID epHN5SZ+0 京介「なんだよ?」 イワオ「加奈子のことでさ・・・」 京介「加奈子?(こいつに加奈子って言われたら腹立つな・・・)」 イワオ「あぁ・・・実は・・・加奈子悩んでんだ!」 京介「・・・・」 イワオ「昨日電話で言ってた!!!あんちゃんに捨てられるかもしれねぇって!」 京介「・・・・・」 イワオ「何があったかわかんないけどさ!落ち込んでるんだ!」 京介「・・・」 イワオ「あんちゃんの彼女・・・なんだろ?」 京介「なんでお前にそんなこと言われなきゃなんねーの?」 イワオ「・・・え?い・・・一応加奈子の友達だし・・ほら!あんちゃんの幼馴染だし!」 京介「余計なお世話だ」イラッ イワオ「・・・ごめん・・・関係ないよな・・・俺」 京介「あぁそうだ。関係ない。」 イワオ「じゃぁせめて!!加奈子は悲しませないでやってくれよな!」 京介「ぶん殴るぞ」イラッ イワオ「なっ・・・あんちゃん!!!」 京介「お前、俺の女に手出すつもりか?」 イワオ「違う!」 京介「・・・」 イワオ「・・・・悪かった・・・俺帰るよ」スタスタ・・ 京介「・・・(何やってんだよ・・・俺・・・)」 674 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 00 10 21.72 ID epHN5SZ+0 ・・・夜・・・ ・・・公園・・・ 京介「はぁ~・・・そろそろ帰らなきゃな・・・俺ずっとこんなとこで何してんだ・・」 京介「自分の彼女と他の男が仲良くするのがこんなに嫌なんてな・・・」 京介「なんでこんなにイライラするんだ・・」 ・・・・プルルルルルル 京介「ん?誰だ!?」 京介「あやせ・・?」ピッ あやせ「もしもしお兄さん!?今何処ですか?家ですか?」 京介「今・・・?一人寂しく公園で夜風に当たってる」 あやせ「何してるんですか!?今から会えません?今仕事終わったんです!」 京介「・・・わかった。待ってる」 675 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 00 17 37.40 ID epHN5SZ+0 ・・・・・ ・・・公園・・・ 京介「(さみぃ・・・冬はやっぱさみぃ・・・帰ろうかな・・・)」 あやせ「お兄さん!!!」タッタッ 京介「あやせ。」 あやせ「はぁ・・・はぁ・・・間に合った!すいません。遅くなって」 京介「あやせ、お前走ってきたのか?」 あやせ「えぇ。お待たせするのも悪いかなって」 京介「そっか・・・悪いな」 あやせ「いいえ、お兄さん大丈夫ですか?」 京介「さみぃ・・・」 あやせ「いつからいたんですか?」 京介「学校終わってからずっと」 あやせ「ちょっ・・・風邪引きますよ!?これ着てください!」スッ 京介「あやせは寒くないのか?」 あやせ「私のことはいいんです!」 京介「なぁ、あやせ・・・」 あやせ「何ですか?」 京介「お腹空いた」 676 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 00 23 23.08 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・・ ・・・・ファミレス・・・ 京介「はぁ!生き返った!」 あやせ「ホントしょうがない人ですね・・・」 京介「あやせは何か食べないのか?」 あやせ「誰のお金だと思ってるんですか!!!」 京介「だって今日財布忘れたんだもの」 あやせ「今日だけですよ?ホントにもー・・・」 京介「・・・!!!・・・あやせ・・・季節限定パフェだって」 あやせ「・・・だからどうしたんですか?」 京介「・・・・・・・・」ジー あやせ「・・・・もう!!!どうぞ!頼んでください!」 京介「恩に着るよ!!あやせたん!!」 あやせ「気持ち悪いです!!!」 678 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 00 32 41.14 ID epHN5SZ+0 ・・・・ ・・・・プルルル 加奈子「おぅ。お前か、なんだょ?」 イワオ「よう!もう仕事終わったか?」 加奈子「今さっき終わったとこだょ。なんか用?」 イワオ「あのさー。今日、あんちゃんと話したよ」 加奈子「・・・マジかぁ!?おめぇ今どこにいんだ!」 イワオ「家だよ?」 加奈子「出てきやがれ。詳しく聞かせろ」 イワオ「強引だなぁ・・・わかったよ」 加奈子「ついでにメシでもおごれや?加奈子が一緒にメシ食ってやるんだから安いもんだろ?」 イワオ「そっ・・・そんな!・・・しょうがないなぁ・・・」 679 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 00 37 11.34 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・ イワオ「加奈子~!」 加奈子「さっみぃな!待たせてんじゃねーょ」 イワオ「ごめんごめん!ファミレスでも入る?」 加奈子「おぅ。ホラ、早く行くぞ。さみぃんだょ」 イワオ「誰のお金で・・・」 加奈子「あ?」 イワオ「なんでもねーよ!」 ・・・・・・・・・ カランコローン♪ 店員「いらっしゃいませ!二名様ですか?」 イワオ「はい」 店員「おタバコは・・・吸いませんよね。こちらです」 ・・・・・・・・・・・・ 681 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 00 45 32.30 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・・・・ 加奈子「加奈子、これと・・・あとドリンクバーも」 イワオ「・・・・」 加奈子「あ、あと食後に季節限定パフェ。てめぇは?食わねぇの?」 イワオ「・・・・・・」 イワオ「・・・・えっと・・・ドリンクバーだけでいいです」 店員「はい。かしこまりましたー!ごゆっくりどうぞ!」 加奈子「おい。こら、ジュース持ってこい。コーラーな。」 イワオ「はいはい・・・・」 ・・・・・・・・・・ 京介「パフェってこんなに美味かったっけ・・・!」 あやせ「女の子みたいですね・・・パフェ食べるなんて・・」 京介「一口食べてみる?ほら」スッ あやせ「・・・///・・・か・・・間接キスじゃないですか!!!!」 京介「・・・///」 あやせ「そこで照れないでください!ジュース持ってきます!お兄さん何がいいですか?」 京介「おぉ、悪い。コーラーで」 683 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 00 56 30.27 ID epHN5SZ+0 あやせ「(まったくもー!・・・別に食べてもよかったんだけど・・・お兄さんのバカ!)」 イワオ「(なんでこき使われてるんだ・・・けど・・・元気そうでよかった・・・)」 あやせ「(えっと・・・コーラ・・・)」 イワオ「(コーラだっけなー)」 イワオ「あっすいません!お先にどうぞ!」 あやせ「あっ・・・ありがとうございます。」 ・・・・・・・・・・・・・ あやせ「お兄さん、コーラです。」 京介「お、ありがと。」 あやせ「私ちょっと・・・」スッ 京介「ん?何処行くんだ?」 あやせ「・・・ちょっと」 京介「何処?」 あやせ「トイレですよ!気づいてください!」 京介「あぁ、悪い!!!」 あやせ「まったく・・・」チラッ あやせ「・・・・・!!!!!!(加奈子・・・?え?あの人・・・誰!?)」 686 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 01 04 26.81 ID epHN5SZ+0 あやせ「・・・・・・(あの人・・さっきの・・ドリンクバーの人・・・だよね?)」スッ 京介「ん?どうした?トイレは・・・?」 あやせ「お兄さん、出ましょう・・・」 京介「え?どうした?」 あやせ「いいから!!!出ましょう!!」 京介「なんで!?」 あやせ「大声出さないでください!(どうしよう・・・)」 ・・・・・・・・・・・・・・ イワオ「・・・?(なんだか騒がしいなぁ?)」チラッ イワオ「!!!!(あん・・ちゃん?・・・あの女の人・・さっきの・・・)」 イワオ「・・・・・・・」 イワオ「加奈子、別のとこ行かない?」 加奈子「あぁ?なんでだよ!?」 687 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 01 11 16.62 ID epHN5SZ+0 加奈子「わけわかんねー!加奈子便所いってくらぁ」ガタッ イワオ「あ!加奈子!!!」 加奈子「・・・・・」チラッ 加奈子「!!!!・・・・・(京介・・・?あやせ・・・?)」 イワオ「・・・加奈子・・・出よう・・」 加奈子「あいつら・・・!」スタスタ イワオ「ちょっと!」 加奈子「おい!!てめぇら!!!」 京介「!!!加奈子・・・!?」 あやせ「あぁ・・・」 加奈子「京介・・・なんでお前がここであやせとパフェ食ってやがる?」 京介「なんで、加奈子こそここに?」 加奈子「こっちが聞いてんだ!!!!答えろ!!!」 イワオ「あんちゃん・・・」 京介「イワオ!?・・・・・はぁーん、そういうことか」 加奈子「なんだょ!!!」 京介「・・・・お互い様じゃねぇか」 688 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 01 20 22.32 ID epHN5SZ+0 あやせ「加奈子・・・?違うの!これは・・・」 京介「あやせ、いい。・・・加奈子」 加奈子「なんだょ!!早く説明しやがれ!」 京介「あやせは俺が呼んだんだ。一緒にご飯食べようってな」 加奈子「認めるんだな!?謝れ!!!」 京介「なんでだよ?」 加奈子「加奈子以外のやつt」 京介「それはお前も同じじゃねぇか。なぁ?イワオ」 イワオ「・・・」 京介「加奈子、お前は他の男とファミレス来てよくて俺はダメってか!?」 加奈子「てめぇ!!!加奈子はちゃんと理由があるんだ!てめぇはあやせに下心しかねぇだろ!!」 京介「はぁ???イワオだってお前に下心あると思うけど?」 加奈子「こいつはそんなやつじゃねぇ!!!」 京介「・・・どういう意味だよ、ソレ。」 加奈子「言葉通りの意味だが?」 京介「加奈子、表出ろ」スタスタ 加奈子「望むことろじゃねぇかぁ!!今日は加奈子悪くねぇかんな!!!」スタスタ あやせ「お兄さん!!!」 イワオ「加奈子!!」 689 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 01 29 59.55 ID epHN5SZ+0 ・・・ ・・・路地裏・・・ 京介「てめぇ・・・最近やけにイワオとコソコソしてやがるな?」 加奈子「ちげぇ!!!てめぇこそあやせとちょくちょく会ってるだろうがぁ!」 京介「てめぇとはワケが違うんだよ!!!」バシッ 加奈子「いって・・・何すんだごらぁ!!」バシッ 京介「てめぇが悪いんだ!!」ドゴッ 加奈子「うぅ・・・!・・やめ・・ろょ・・・こらぁ!相談・・・してたけだけ・・・だょ・・・」 京介「言い訳すんな!!!!」ドガッ あやせ「お兄さん!やめて!!!」 加奈子「あぅ・・!いい・・・わけ・・・・なんか・・・じゃ・・ねぇ・・!」 京介「言い訳だろ!!!」ビシッ 加奈子「・・・ぃってぇ・・・!うぅ・・・ひでぇょ・・・京介・・・」 京介「ひでぇのはどっちだ!?」 イワオ「やめてくれ!!!!!あんちゃん!!!」ガシッ 加奈子「・・やめろ!今・・手ぇ出すな!」 693 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 01 37 33.30 ID epHN5SZ+0 イワオ「加奈子!今のうちに逃げろ!」 ドガッ!!!!! イワオ「あぐぁ!」ドサッ 加奈子「京介!!やめやがれ!」 京介「・・・・・・・」イラッ あやせ「加奈子!」 加奈子「てめぇは関係ねぇ!引っ込んでろ!」どんっ あやせ「いたっ・・」 京介「何あやせに当たってんだよ!!!」バシッ 加奈子「っ・・・!京介・・・あやせを庇うのかょ・・・」 京介「てめぇと同じことしただけだが?」 イワオ「あん・・ちゃん・・・」ヨロッ イワオ「もう・・・加奈子には・・・手ぇ出させねぇ・・・」 京介「・・・・・・・・あやせ・・・・帰るぞ」 あやせ「え?・・・でも・・・」 京介「・・・帰るぞ」スタスタ・・ あやせ「あっ・・・加奈子・・・お兄さんは・・・」 加奈子「言い訳なんぞ聞きたくねぇ!早く居なくなれ!!!!!」 あやせ「加奈子・・・」スタスタ・・・ 694 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 01 44 16.82 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・・・ 加奈子「てめぇ!出てくんなっつっただろうがょ!!」 イワオ「・・・でも・・・なんで加奈子が叩かれてんの黙って見てなきゃなんないんだよ・・・」 加奈子「これが京介と加奈子なんだょ・・・!」 イワオ「そんなの・・・認めない・・・」 加奈子「なんで・・・だょ・・・」 イワオ「こんなの違うよ!!!!」 加奈子「なんで・・・わかってくれねぇんだょ・・・」 イワオ「ごめん・・・迷惑かも知れないけど・・・加奈子を救いたい・・。」 加奈子「そんな必要ねぇ・・・」 イワオ「ダメ!!加奈子!!こんなのダメだよ!」 加奈子「わかってくれよぉ・・・」 696 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 01 49 47.21 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・・・・・ 京介「・・・・」イライラ あやせ「お兄さん・・・ちゃんと話をしませんか?」 京介「そんなの必要ねぇ」 あやせ「でも・・・このままじゃ・・・」 京介「くっそ・・・もうこんな時間じゃねぇか・・・」 あやせ「そろそろ帰ります・・?」 京介「夜中に帰ると親父うるせぇんだよな・・・泊まりとは違うからな」 あやせ「私の家もです・・・」 京介「あやせ」 あやせ「はい?」 京介「泊めてくれ」 あやせ「えぇ・・・!?」 698 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 02 00 58.14 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・・ 加奈子「・・・もう、こんな時間じゃねぇか・・・帰ろうぜ・・」 イワオ「そうだね・・・加奈子・・・」 加奈子「なんだょ・・・」 イワオ「うちに来ないか!?」 加奈子「なんでだょ」 イワオ「おいしい茶菓子があるし・・・姉ちゃんがいるし・・・その・・・」 加奈子「姉?・・・あぁ・・・(・・・!あの人に相談すんのもいいかもな・・・それにこんな夜中に帰るのもなぁ・・・)」 イワオ「どう・・する・・・?」 加奈子「京介に許可とらねぇと・・・」 ・・・・プルルルル 京介「あんだよ!?」 加奈子「京介・・・あんな・・?」 イワオ「貸して!!!」バッ 加奈子「ぉい!!!」 イワオ「今日は加奈子はウチに泊めるよ!ねぇちゃんがいるし、手出さない!でもこのままじゃ放っておけないから!じゃ!」 ・・・ピッ 加奈子「てめぇ!勝手に何しやがんだ!!!」 イワオ「こうでもしなきゃ・・・ごめん」 701 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 02 08 11.58 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・・ 京介「・・・なん・・・だって・・・?」 あやせ「どうしたんですか?」 京介「イワオの野郎・・・・加奈子を泊めるって・・・」 あやせ「えぇ!?そ・・・そんなの!」 京介「まぁ、あいつのウチには姉貴の・・・麻奈実がいるから大丈夫だと思う」 あやせ「え?ドリンクバーの人ってお姉さんの弟だったんですか!?」 京介「あぁ、そうだ。(ドリンクバーの人・・?)」 京介「あやせ、俺らはホテルに行くぞ。あいつらに負けてられっかぁ!!!」 あやせ「ちょっ・・・どんな対抗心ですか!!!!」 京介「ほれ、ちょうどこんなところに」 あやせ「・・・うぅ・・・しょうがないですねぇ・・・」 702 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 02 14 44.86 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・ ホ・テ・ル 京介「はぁ・・・あったけ・・・」 あやせ「うぅ・・・ここ高いし・・・」 京介「あやせ」 あやせ「なんですかぁ・・・」 京介「小腹空かないか?」 あやせ「空きません」 京介「ホントに?」 あやせ「ホントに」 京介「お願いします・・・あやせ・・・お腹空きました」 あやせ「あぁーー!もう!何か頼んでください!勝手に!」 京介「謝謝!!!」 京介「あやせ、これも・・・」 あやせ「わかりましたから!適当に頼みたいだけ頼んでください!!」 704 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 02 25 29.73 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・ 京介「んふ・・・ピザうまい・・・」 あやせ「はぁ・・・のん気なことを・・・これからどうするつもりですか?」 京介「んー・・・どうしょう、とりあえず、イワオは加奈子が好きなのか?」 あやせ「んー、どうなんでしょうね。わかりません。・・・・んしょ」ササッ 京介「ん?ポニーテール?可愛い」 あやせ「///・・・・何言ってるんですか!変態!」 京介「あやせ、頼む。」 あやせ「なんですか?」 京介「加奈子とイワオのこと考えたら腹立ってきた」 あやせ「はぁ・・・」 京介「一発、ぶん殴られてくれないか・・・」 あやせ「・・・・・・・・え・・・・・・?」 706 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 02 35 59.62 ID epHN5SZ+0 あやせ「え?え?・・・誰にですか?」 京介「俺に」 あやせ「・・・えーっと・・・え?」 京介「一発だけ。」 あやせ「・・・そういうのって許可取るものですか・・?嫌だとしか言えませんよ?」 京介「・・・・・」ドガッ あやせ「うっ・・・・嫌だって・・・言った・・のに・・・」 京介「あやせが悪い!!!あやせがあいつらを見つけなかったら・・こんなことにならなかったかもしれない!!」 あやせ「えぇ!?なんですかそれ・・・!!」 京介「あやせが悪い!あやせが悪い!」バシッバシッ あやせ「あぅ・・!ひぅっ・・・お・・・お兄さん・・・」 京介「・・・あやせが・・・悪いんだぁ・・・!」パシッ・・・ あやせ「うぅ・・・・・・(お兄さんも・・・苦しいんだ・・・)」 京介「あやせぇ・・・」 あやせ「・・・・」ギュッ あやせ「大丈夫ですよ・・・私はここにいます・・・」 京介「なんで・・・なんでこんなことに・・・」 あやせ「・・・私はお兄さんの味方ですから・・・大丈夫・・・お兄さん、今は何も考えず落ち着いてください・・・」 京介「ごめん・・・あやせ・・・」ギュッ あやせ「お兄・・・さん・・・」ギュッ 707 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 02 44 42.69 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・・ 真奈実んち イワオ「・・・ただいま~・・・」そ~・・・ イワオ「・・・入って!」 加奈子「お・・・おぅ・・・」 真奈実「遅いよ!何やってたの!」 イワオ「ゲッ!ねぇちゃん!なんで起きてるんだよ!」 真奈実「あやせちゃんからメール来たの!そっちに加奈子が行くからよろしく頼むって」 加奈子「・・なるほどな・・・」 イワオ「ねぇちゃん頼む!こいつを泊めてやってくれ!」 真奈実「それはいいけど・・・どうして京ちゃんの彼女さんと?」 イワオ「ちょっとな・・・」 真奈実「加奈子ちゃんだよね。私の部屋で一緒に寝よう?」 加奈子「あ・・あざーす・・・」 709 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 02 51 34.90 ID epHN5SZ+0 ・・・・・・・ 真奈実の部屋 真奈実「なるほどねぇ~・・・それで京ちゃんとケンカしたんだぁ・・・」 加奈子「加奈子は悪くねぇ」 真奈実「んー・・・私の弟の先走りだよ・・・うぅ・・・ごめんね?」 加奈子「京介も京介だ・・・なんであやせと!」 真奈実「もしかしたら・・・京ちゃんも加奈子ちゃんのこと相談するためにあやせちゃんと居たんじゃないかなぁ?」 加奈子「でも一方的に加奈子が悪いみたいに言われるのは気にくわねぇ!加奈子は絶対謝らねぇ」 真奈実「京ちゃんが謝るのを待つの?」 加奈子「あぁ。向こうが謝るまでぜってぇ謝らねぇ!」 真奈実「でも、そんなんじゃ・・・」 加奈子「いぃんだょ!!!今回は何されても京介には負けねぇかんな!!!」 735 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/29(土) 23 55 12.32 ID rG01hh130 麻奈実「でも・・・京ちゃんも加奈子ちゃんと同じ気持ちだったら・・・?俺は謝らないぞって」 加奈子「・・・・・・」 麻奈実「ずっと平行線のままだよ・・・?」 加奈子「だけど・・・」 麻奈実「お互い謝って・・・仲直りしよ?」 加奈子「・・・・考えておく」 麻奈実「うん!今日はもう遅いからゆっくり休もうか」 加奈子「ぉう・・」 加奈子「(来てよかっかもしれねぇな・・・)」 ・・・・・・・ 736 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 00 07 07.90 ID 3ECK+otB0 ・・・・朝・・・・ 麻奈実「加奈子ちゃーん!そろそろ起きて~!」 加奈子「ん・・・なんだょ・・・」 麻奈実「朝だよー?」 加奈子「・・・ふぁ~・・・うへぇ・・・だり」 麻奈実「朝ご飯食べていって~用意するから」 加奈子「あ・・・わりーな」 ガラッ イワオ「加奈子!おはよ!」 加奈子「・・・・・朝からテンション高けぇな」 イワオ「さ!朝飯だぜぇ!」 麻奈実「随分と今日は機嫌いいねぇ」 イワオ「そうか~?♪」 737 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 00 15 38.78 ID 3ECK+otB0 ・・・・・・・・・ ホテル ・・・朝・・・ 京介「ふぁ~。だり」 あやせ「寝不足ですね」 京介「まぁな。あやせ、お腹空いた」 あやせ「・・・しょうがないですね・・・何か頼みましょうか」 京介「あぁ、頼む。」 あやせ「・・・今日、加奈子のこと迎えに行くんですか~?」 京介「行かない」 あやせ「即答ですか!・・・どうしてですか?」 京介「見てたら腹が立つ」 あやせ「でも・・・」 京介「今日はそのまま真っ直ぐ帰るよ。」 あやせ「そうですか・・・ダメですよ?ケンカしたら」 京介「あやせ、ありがとな?一緒に居てくれて、感謝してる。今度何かお礼させてくれよな」 あやせ「お礼ですか?そんなのいいですよ!お兄さんには今まで迷惑ばっか掛けてるんですから」 京介「迷惑なんて掛かってない。」 あやせ「そう言ってもらえると助かります・・・なら、一つだけいいですか?」 京介「ん?おう、何でも言えよ」 あやせ「・・・ん」チュッ 京介「・・・・!!」 738 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 00 27 00.90 ID 3ECK+otB0 あやせ「・・・・・・お礼、頂きました//」 京介「お・・・おう・・・」 あやせ「・・・この部屋を出たら・・・忘れてください・・・」 京介「・・・」 あやせ「これは私だけの思い出です!一応ファーストキスだったんですよ?てへ☆」 京介「・・・あやせ」スッ あやせ「はい?」 京介「・・・・」チュッ あやせ「ん・・・!」 あやせ「・・・お兄さん・・・!?」 京介「この部屋を出たら、忘れてくれ。」 あやせ「お兄さん・・・」 京介「・・・あやせ・・」 あやせ「・・・ダメ・・・ですょ・・・」 京介「・・・ダメか?」 あやせ「いいんですか・・・?私・・・断りきれなくなっちゃいます・・・」 京介「あやせ・・・!」ガバッ あやせ「んっ・・・お兄・・・さん・・・」ギュッ 739 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 00 34 53.40 ID 3ECK+otB0 ・・・・・・・・・ 麻奈実の家 麻奈実「ごちそうさまでした~」 加奈子「うへぇ。食ったぁ」 イワオ「こら、行儀悪いなぁ」 加奈子「うっせぇなぁ。さて、そろそろ帰らねぇとな」スッ 麻奈実「そっか、加奈子ちゃん、また来てね?」 加奈子「あぁ。次は京介と来るょ」 麻奈実「うん!いつでもどうぞ~」 イワオ「・・・・・・」 加奈子「坊主、じゃぁな」 イワオ「・・・あ!送ってくよ!」 740 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 00 41 22.53 ID 3ECK+otB0 ・・・・・・・・・ 帰り道 トコトコ イワオ「・・・・・・・」 加奈子「んだょ、気味わりぃな。なんか話せゃ」 イワオ「・・・あぁ!ごめん・・・」 イワオ「・・・・・」 加奈子「チッ・・・じゃぁ、こっちだから、じゃぁな」 イワオ「加奈子!待って!」 加奈子「んだょ?」 イワオ「・・・・あのさ・・・」 加奈子「・・・・」 イワオ「・・・その・・・」 加奈子「・・・はぁ~、後で電話でも寄こせ、じゃぁな」 イワオ「加奈子!!!やっぱあんちゃんのことが好きなのか!?」 加奈子「・・・・ぁ?当たり前のこと聞いてんじゃねぇょ」 イワオ「・・・そっか・・・」 イワオ「・・・・俺じゃ、ダメかな・・?」 741 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 00 56 48.78 ID 3ECK+otB0 ・・・ホテル・・・ ・・・はぁ・・・はぁ・・・ 京介「・・・・あやせ・・・大丈夫だった・・・か?」 あやせ「・・・はぁ・・・大丈夫・・・です・・」 京介「ごめんな・・・?初めてだったんだろ・・?」 あやせ「お兄さんこそ、私でよかったんですか・・?浮気確定しちゃいましたよ・・?」 京介「だなぁ・・・どうしよ・・・」 あやせ「今冷静になってどうするんですか・・・でも・・・安心してください」ギュッ あやせ「今日のことは私だけの思い出です・・・加奈子にも誰にも言いませんから・・・」 あやせ「だから・・・今だけは・・・私を見ててください・・・」 京介「・・・あやせ・・・ありがとう」ギュッ 744 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 01 10 39.11 ID 3ECK+otB0 ・・・・・・・・・・・ イワオ「ど・・・どうかな・・・」 イワオ「俺なら・・・加奈子を大切にする・・・だから・・・!」 加奈子「わりぃ・・・加奈子は京介しか見れねぇ」 イワオ「・・・・」 加奈子「確かに、京介は暴力は振るうし、しょーもねぇやつだけどょ、加奈子はそれは苦じゃねぇんだ」 加奈子「むしろ・・・愛感じるっつーか普段の京介も、暴力振るう京介も、全部ひっくるめて、大好きなんだょ・・・」 イワオ「・・・そっか・・・」 加奈子「わりぃ。加奈子には、京介しか見えねぇ」 イワオ「・・・あはは!!だよなぁ!!悪い!・・・俺・・・何・・言って・・うぅ・・」 加奈子「ばっ・・・泣いてんじゃねぇ!みっともねぇ!てめぇにはこれでも感謝してんだぜ?」 加奈子「・・・マジ、サンキューな?加奈子、頑張って京介と仲直りするからょ、見守ってて・・・くんねぇか?」 イワオ「・・・ぐしゅ・・・うん・・・!!幸せに・・・な?」 加奈子「・・・てめぇもな・・・いい女見つけろょ?」 イワオ「うん・・・!」 加奈子「・・・じゃぁ・・・加奈子行くわ」 イワオ「うん・・!頑張って!」 加奈子「おぅ!!!じゃぁな」 745 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 01 18 07.03 ID 3ECK+otB0 ・・・・・ 麻奈実の家 イワオ「・・・ただいま・・・」トボトボ・・ 麻奈実「おかえり!」 イワオ「うっ・・・うぅ!ねぇちゃーん!」ダキッ 麻奈実「えっ!?どうしたの!?」 イワオ「・・・俺・・・俺・・・」 麻奈実「・・・そっか・・・やっぱ好きだったんだ・・?」 イワオ「・・・・・・」コクッ 麻奈実「よく頑張ったねぇ~」ナデナデ 麻奈実「でも、これで、もっと強い男の子になったよ?一緒に、二人のこと見守ってあげよう?」 イワオ「うん・・・!うん・・・!」 麻奈実「お菓子でも、食べよっか!」 イワオ「そうだな・・・ありがとうな、ねぇちゃん」 麻奈実「ははっ!当たり前のことをしただけだよ~」 イワオ「・・はは!」 746 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 01 26 13.85 ID 3ECK+otB0 ・・・ホテル前・・・ あやせ「じゃぁ、私、帰りますね?」 京介「あぁ。気をつけてな?」 あやせ「はい!お兄さんも!」 京介「それと、ごめんな?俺の勝手で・・・」 あやせ「気にしないでください!その代わり、もうダメですからね?」 京介「あぁ。わかってる。」 あやせ「じゃあ、また。」スタスタ 京介「おう!」スタスタ あやせ「・・・ありがとう・・・お兄さん・・・」 もう叶わないと思ってた・・・ でも・・・叶えてくれた・・・ やっぱお兄さんは・・・優しいです・・・ お兄さん・・・お兄さんは私の初恋なんですよ・・? 私を一日でも求めてくれた・・・ 私はそれで十分! お兄さん、お兄さんも幸せになってください!この思い出だけで、私、幸せですから! 748 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 01 35 36.87 ID 3ECK+otB0 ・・・・・・・・・・・・・・ 京介の家前 加奈子「・・・・さみ」 加奈子「謝らねぇって言ってたのに・・・何してんだろぅな・・」 加奈子「(京介と出会う前までの加奈子だったら、一人の男を寒空で待ってるなんて考えられなかっただろうな・・・)」 京介「・・・(あれ・・・?加奈子・・・?)」テクテク 加奈子「!よ・・・よう!今帰って来たのか?おっせぇなぁ!」 京介「・・・・・(まず、言うことあんだろ)」 加奈子「なんとか言えよぉ。てか、さみぃな!」 京介「・・・・・・(イラッ」スタスタ 加奈子「え・・・?ちょっ・・おい!」 京介「・・・・・・」スタスタ・・・ガチャ 加奈子「きょ・・・京介・・・?待て・・・ょ・・・」 バタンッ!!!!!!!!! 加奈子「・・・・・・なんで・・・だょ・・・・」 749 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 01 45 31.81 ID 3ECK+otB0 加奈子「・・・・」 加奈子「・・・帰ろう・・・」スタスタ 加奈子「・・・(あれ・・・ホント加奈子変わっちまったんだな・・・)」 加奈子「(前までだったら誰かにシカトなんてこかれたら腹立ってたのに・・・)」 加奈子「(なんで・・・泣いてんだょ・・・なんで、悲しい感情しか出てこねぇんだょ・・・)」 加奈子「(ちくしょう・・・丸くなっちまったもんだなぁ・・・)」 ・・・・・・・・・・・・・・ 京介「・・・(俺だって悪いってことはわかってるさ・・)」 京介「(いらない意地だよな・・・くそっ)」 京介「(あやせのこと抱いたくせに・・・なんであんな態度取ったんだろ・・)」 750 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 01 50 58.07 ID 3ECK+otB0 次の日 朝 京介「いってきまーす」ガチャ 京介「・・・!」 加奈子「よぉ・・一緒に行こうと思って。」 京介「・・・・・」スタスタ 加奈子「カップルなら一緒に登校、だろ?なんで今までしなかったんだろうなぁ」 京介「・・・」 加奈子「今日もさむくね?ホントさみぃな」 京介「・・・・」 加奈子「ホント・・・さみぃょ」 恭介「・・・・」 751 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 01 56 57.60 ID 3ECK+otB0 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 京介「・・・・・」 加奈子「じゃぁ、加奈子、こっちだから・・・」 京介「・・・・」 加奈子「・・・じゃぁ、またな」 京介「・・・・・・」 加奈子「・・・はぁ・・・いつまでシカトするつもりだょ?」 京介「・・・・・・」 加奈子「てめぇ!んなの意味ねぇかんな!!加奈子は京介の彼女だ!いつまでも付きまとってやる!!!」 京介「・・・・うっせぇな!!!ほっとけや!!」 加奈子「・・・・ほっとかねぇ!京介!!!」 京介「んだよ!?」 加奈子「・・・・ぇっと・・・」 加奈子「許してくれ・・・京介の許可無く他の男と飯食ったこと・・・ごめん・・・」 752 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 02 13 14.79 ID 3ECK+otB0 京介「・・・・」 加奈子「ごめん!!!!許してくれ・・・」 京介「こっち来い。ぶん殴る」グィッ 加奈子「ぁう・・・わかった・・//(来たー!)」 ・・・・・・・・・・・・ 京介「・・・・」バシッ 加奈子「うぅ・・・京介ぇ・・・」 京介「勝手に他の男と仲良くなりやがって!!」ビシッ 加奈子「っ・・・悪かったよぉ・・」 京介「おめぇにはしつけが必要だなぁ!」 加奈子「必要だぁ・・・京介、しつけてくれ・・」 京介「言われなくてもしつけてやる!!!おら!」ドコッ 加奈子「ひぅっ・・・もう、絶対・・・仲良くなんねぇから・・」 京介「黙れ!」バシッ 加奈子「うぅ・・・ひっく・・・」 京介「・・・・・」 京介「ちゃんと、反省しろよ?」ギュッ 加奈子「ぅん・・・もう、いいのか・・?」 京介「あぁ・・・今日はこれくらいで・・・」 加奈子「・・・そぅか・・・あのな・・・?」 加奈子「もう一つ、謝らなきゃなんねぇことが・・・」 京介「・・・なんだ?」 加奈子「・・・・あの坊主に告られた」 京介「・・・んだと?」 加奈子「ちゃんと断った!!!バッサリな!!」 京介「・・・あの糞坊主ゆるせねぇ!!!!!!!!」 加奈子「待て!!!もういいだろ!?京介がもう会うなっつーなら会わねぇから!」 京介「・・・くっそー・・・あいつ調子に乗りやがって・・・なんもされてないだろうな?」 加奈子「・・・大丈夫だ!加奈子は少しも汚されてねぇ!」 京介「・・・そっか・・・あ・・・」 加奈子「どうした?」 京介「俺、お前に謝らなきゃならんことが・・・」 加奈子「なんだぁ?まさか、あやせに告られたとか言うんじゃねぇだろうな?」 京介「・・・・違う・・・・実は・・・な」 加奈子「・・・・・」 京介「・・・・実は~・・・」 加奈子「んだょ?」 京介「あやせを一回抱いた」 加奈子「・・・・・は?」 754 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 02 21 06.85 ID 3ECK+otB0 加奈子「え?なんつった?」 京介「あやせを一回・・・抱いた」 加奈子「抱いた・・・?ヤったって・・・ことか・・・・?」 京介「すまん!」 加奈子「そっちのほうがたち悪いことしてんじゃねぇかぁ!!!!!!!!」 京介「もうほんとすまん!二度としないから!!」 加奈子「あやせのやつ許せねぇ!!!!」 京介「大丈夫!汚されてない・・」 加奈子「汚されてるっつーの!!!」 京介「ほんっとにすまん!」 加奈子「てめぇもうあやせと会うな」 京介「・・・はい」 756 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 02 37 41.67 ID 3ECK+otB0 京介「・・ほんっとすまない・・」 加奈子「また許してないからな!今日、買い物付き合え」 京介「わかりました」 加奈子「くっそぉ・・・!ばか野郎が!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 放課後・駅前 加奈子「京介、アレ買え。アレ買ったら、チャラにしてやる。あやせにも何もしねぇ」 京介「なんだ?アクセサリー?・・・・・・・・4万・・・」 加奈子「ブランド物なんだょ。」 京介「あれ買えば許してくれるのか?」 加奈子「あぁ。」 京介「しょうがねぇ!!!」 ・・・・・・・・・・・・・・ 店員「ありがとうございましたー!」 京介「ほらよ。」スッ 加奈子「うひひww久しぶりのプレゼントだ・・・//」 京介「ところで、もう一つついでに買ってみた。」 加奈子「ん?なんだ?それ?」 京介「首輪みたいなアクセ。あと、猫につける鈴」 加奈子「あれ?京介んちペットいなくない?」 京介「加奈子、こっち向いて」 加奈子「ぁん?なんだ?」 京介「・・・・よしっと」カチャ 加奈子「っておぃ!加奈子に付けるのかよ!」 京介「あと、鈴は腕にでも付けておいてくれ」 加奈子「加奈子は京介のペットかょ・・・」 京介「野良犬に首輪はついてないけど、飼い犬には付いてるだろ?」 加奈子「・・・まぁ・・・ありがと・・・ょ」 京介「うれしぃのかよw」 加奈子「ばっ・・・///ちげぇ!」 757 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/01/30(日) 02 47 45.32 ID 3ECK+otB0 京介「加奈子は俺の彼女でもありペットでもあるんだぞ」 加奈子「・・ん・・・わかってるょ・・まぁ、飼い慣らされたからには、ずっと飼ってくれょ?」 京介「おう。わかってる」 加奈子「他の女は飼うなよな」 京介「了解」 加奈子「ん、じゃぁもう、許してやる、大好きだぞ//」 京介「あぁ、俺もだ。」 加奈子「あやせには負けねーかんな!!!」 京介「わかってますって!」ギュッ 774 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/30(日) 23 57 03.93 ID DDJBnfcSO 加奈子「ところで…ょ…」 京介「ん?なんだ?」 加奈子「今日、京介のウチ行っていぃか?」 京介「ん?別にいいけど、なんか用事か?」 加奈子「用事が無きゃ行っちゃダメなのかょ」 京介「ん…そんなことはないけどさ。まぁ行くか」 加奈子「おぅ…」 777 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 00 14 24.15 ID erYfBiaSO ……京介の家…… …ガチャ 京介「ただいまー」 京介「まぁ、入れや」 加奈子「ん、ちぃーす」 京介「なんか飲むか?」 加奈子「…いらね」 京介「…?さっきまで元気だったのにどうしたんだよ?」 加奈子「…………あやせ」 京介「…!?…あやせ?まだ言うのかそれを…」 加奈子「ちげぇ!…えと…やっぱやなんだょ…あやせに先越されたままってーのは」 京介「…?」 加奈子「ヤったんだろ?あやせと」 京介「一回だけな」 加奈子「………しろょ…」 京介「…え?」 加奈子「同じ事しろっつってんの!!!!加奈子に!」 京介「…抱いてってことか」 加奈子「違う!抱かせてやるって言ってんだょ!」 京介「素直に言ったらしてやるよ。フフン」 加奈子「なっ…なんで加奈子が!」 京介「ならいいや。そんな気分じゃないし」 加奈子「……ぅ……なんで立場逆転してんだょ…」 京介「フフン。さーて、本でも読むかな」 加奈子「…………抱いてくれょ……///」 京介「ん?聞こえない」 加奈子「抱いてくださぃ…」 778 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 00 27 15.05 ID erYfBiaSO 京介「よっしゃ!こっち来い!」 加奈子「京介…」テクテク…ギュッ 加奈子「…ずりぃょ…なんで加奈子が頼まなきゃなんないんだょ…//」 京介「はは!いーじゃねーか」 加奈子「…京介のバカ野郎………大好きだぞ…」 京介「俺もだ…」チュッ…サワッ 加奈子「んっ……あやせよりも貧相だけど…いぃのか…?」 京介「俺…どっちかっつーとロリコンだし。」 加奈子「ロ…ロリとか言うな!」 京介「お前はロリだ。ロリ以外の何でもねぇ。幼児体型。」 加奈子「うっ…ひでぇ…」 京介「低い身長」 京介「この、ちっせぇおっぱい」 加奈子「………うぅ……気に……してんだぞ……やめろょ…」 京介「あやせ胸意外とあった」 加奈子「…………ひっく…」 京介「でも…」 京介「そんな加奈子が一番好きだ…」ギュッ 加奈子「………バカ野郎っ…!泣かした後に言うなぁ………」 京介「泣いたのか。アホだなぁ」 780 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 00 36 12.69 ID erYfBiaSO 京介「………」スルッ 加奈子「……っ!?…なんだょ!?」 京介「いや…パンツ脱がしただけなんだが」 加奈子「…バッ…バカ野郎!」 京介「加奈子、リラックスしろよ…」チュッ 加奈子「ん……京介…」 京介「大好きだぞ…」 加奈子「んぁ………京介も…脱げょ…ずりぃ…」 京介「おぅ…」ギュッ 加奈子「京介……愛してっぞ……」 781 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 00 42 50.76 ID erYfBiaSO ………………… ……………… 加奈子「…はぁ…これで、名実共に京介のモンだな…」 京介「え?前からそうだったろ、てか…中で出しちまった……」 加奈子「…責任取れよな……」 京介「元気な赤ちゃん産めよな」 加奈子「まだできてねぇっつの!!!」 京介「ははは!…てか裸でリビングに居るの久しぶりだ…」 加奈子「京介の部屋でやりゃよかったのによぉ」 京介「…わり。」 桐乃「ただいまー」 京介・加奈子「…!!!!!!!」 …ガチャ 桐乃「…………………」 782 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 00 49 05.75 ID erYfBiaSO 京介「………き……桐乃、おかえり…!」 加奈子「おかえり桐乃~………!」 桐乃「………あんたら……何してんの…?」 京介「だ………大丈夫だ!もう終わったから…!」 桐乃「………こ………ここでしたの………?」 京介「………頼む!黙っててくれ!」ガシッ 桐乃「…!きもい!裸でしがみつくなぁ!変態がぁ!!!!」ドガ 京介「…げふっ!!!」 783 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/31(月) 00 57 59.42 ID erYfBiaSO ……………… 加奈子「………」ニヤニヤ 京介「いてて…何笑ってんだよ…?」 加奈子「いひひ!桐乃にバレちまったなぁ~」 京介「何で嬉しそうにしてんだよ?」 加奈子「そりゃあなぁ。なんか嬉しくね?京介と加奈子はもうこういう関係なんだょって知らしめるみたいでさー」 加奈子「まぁいいじゃねぇか!浮気した罰とでも思っとけ~」 京介「あーぁ…罰としては重すぎだろ」 加奈子「これに懲りたならょー。もう浮気はしねぇこったな」 京介「しないけどよ。二度とな」 加奈子「覚えてるからな」ギュッ 京介「わかってる。」 795 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 00 20 57.07 ID Lokc3pISO ……………… 京介の部屋 その晩、桐乃とは食卓でも一言も話さなかった。話掛けてみたものの見事にスルーされた 前まで…桐乃がエロゲー紛失事件まではこれが当たり前だった だが今は違う、これは桐乃が機嫌が悪いサインだ だが、桐乃は親父にもお袋にもリビングで俺がヤってたことは言わなかった 何か考えがあるんだろうな。きっとこれをネタに脅迫されていろいろさせられそうだ… そろそろあいつが俺の部屋の戸を… コンコン… ほーら来た 京介「なんだよ」 桐乃「…。なんかあたしに言うことあるんじゃない?」 京介「言うこと?」 桐乃「あんたがリビングで変態行為をしていた件。お父さんたちに言わないであげたんだけど?」 796 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 00 34 48.82 ID Lokc3pISO 京介「あぁ。ありがとな」 桐乃「はぁ??たったそれだけ!?あたしはあんたらに嫌なもん見せつけられて精神的ダメージを受けたんだけど。これはどーしてくれるわけ?」 京介「忘れろ」 桐乃「…っ…!ざけんな!簡単に忘れれるわけないじゃん!この責任は取ってもらうから!!!」 京介「じゃあどうすりゃいいんだよ。」 桐乃「……ん~。加奈子。随分高そうなアクセサリーしてたよね?あれより高いやつ買ってもらおうかな。」 京介「……」 桐乃「それと!新しいゲームが出たんだけど~それ買ってくんない?」 京介「………」 桐乃「あんたシスコンだし可愛い妹のために何か買うだけで許されるなら安いもんでしょ?」 京介「…………」 桐乃「何?黙り込んじゃって。本当の事言われて言葉も出ない?」 京介「………誰がシスコンだって?」 桐乃「はぁ?あんた以外に誰がいんのよ?」 京介「…いい加減にしやがれ!!!!」バンッ 桐乃「…!」ビクッ 797 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 00 45 23.67 ID Lokc3pISO 桐乃「…あ…兄貴…?」 京介「気安く兄貴とか呼ばないでくんない?きめぇし」 桐乃「……は…?何言って」 京介「…あーもううんざり」 京介「こんなことならお前とは疎遠のままのほうが良かったわ」 京介「じゃあ聞くぞ。俺が今までお前にしてやった事。それによって俺が被った被害。ストレス。これはどう責任取ってくれるんだ?」 桐乃「………そ…それは!あんたが勝手に…」 京介「そっか。やっぱそう考えてたのか。あいつが勝手にやったことだし知らね。って」 桐乃「……そんなつもりじゃ…!」 京介「さんざん利用しやがって」 京介「お前、いらね」 桐乃「…!!そ…そんな………」 京介「妹に痴態晒した変態兄貴。それと決別するいい機会じゃねぇか」 桐乃「……あたしは!そんなつもりで言ったんじゃない………」 798 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 00 59 02.57 ID Lokc3pISO 京介「言い訳してんじゃねぇよ!この糞妹」ドガ! 桐乃「……うっ……もう…殴らないって言ったじゃん……」 京介「蹴ったんだが」ドゴッ 桐乃「……うぅ!……同じ…ことじゃん…!」 京介「お前みたいな妹いらねぇ!いらねぇ!」ドゴッドガッ! 桐乃「……けほっ…けほっ……いらないとか…言わないでよ……ホント…傷つく……」 京介「だって事実だし」 桐乃「…うわぁーん!!…」 京介「泣いてもいらんもんはいらん。早く部屋から出てけ。」ドガッ 桐乃「……違うからぁ…!あたしが……悪かったから!見捨てないで……!!責任とかもういいから…!」 京介「はいさよならー」ドガ ガチャ…バタン! 桐乃「あにきぃ…!!開けてよぉ……!!!」ドンドンドン!! 京介「うるせぇ!親父たち起きんだろ!!」 桐乃「うわあああーん!!!!!」 800 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 01 06 10.17 ID Lokc3pISO ………朝……… 京介「……ふあーあ…あんま眠れんかったな。うるさくて」 …ガチャ 京介「ゲッ…!!!」 桐乃「………すぅ……」 京介「こいつっ…廊下で寝てやがったのか…!?」 桐乃「…………zz……」 京介「うわぁ……すんげー邪魔……」ドガッ 桐乃「…!!!!え!?何…!?」 京介「………」スタスタ 桐乃「……おはよう…」 京介「…………」スタスタ 桐乃「……」 801 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 01 17 42.59 ID Lokc3pISO ………食卓…… 京介「………」 桐乃「………」 母「そうだ!昨日夜桐乃騒がしかったけどなんかあったの?」 桐乃「……えっと」チラッ 京介「…………」 桐乃「……いや、何もない……ただあたしが騒いでただけ…」 親父「夜中に騒ぐとは…近所迷惑にもなる。慎みなさい。夜更かしはするな」 桐乃「………ごめんなさい…」 京介「…………」 桐乃「……っ…兄貴!パン食べるなら焼くけど……?」 京介「…やべっ!母さん!今日ちょっと早く行くわ!」 母「え?どうしたの?朝食は摂りなさいよ」 京介「ちょっと真奈実に勉強教えてもらうんだよ。けど寝坊しちゃってさ…いいよな?親父!テスト近いんだ」 父「……今日だけだぞ。朝食は何か買って食べなさい」 京介「わり!じゃ!」 桐乃「……あっ…!あたしも行く!部活のミーティングあるし…」 805 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 01 30 35.60 ID Lokc3pISO 京介「…(加奈子のやつ、朝迎えにくるかもな…メールしとくか)」 京介「よしっ…と」 ガチャ 桐乃「………」キョロキョロ 桐乃「…!兄貴…?学校行くんじゃないの?」 京介「(暇な時間ができたな、朝飯食いそびれたしちょっとコンビニ行くか)」スタスタ 桐乃「…?そっち反対方向じゃ…」 京介「(金も無いしなぁ…おにぎりでいいか)」スタスタ 桐乃「………」トコトコ 京介「(あ、てかこの先やっぱゴム無いと不便だよなぁ…)」 桐乃「………昨日……ごめん…」 京介「(毎回中出しするわけにもいかないし…)」 桐乃「…あたし…言い過ぎた…兄貴のこと利用しようなんてこと思ったこと一回もないから…」 京介「(…てか…あやせ元気かな……あの笑顔が見たいぜ………いかんいかん!加奈子に悪い!)」 806 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 01 39 58.08 ID Lokc3pISO 桐乃「だから…あたしのこといらないなんて言わないで……」 京介「(めーるめるめるめるめるめるめ♪)」 桐乃「…あたし…兄貴必要だから…」 京介「(この曲って結構頭から離れなかったりする)」 桐乃「……だから…見捨てないで…」ウルッ 京介「(にしてもあのステージの加奈子可愛いかったな)」 桐乃「……兄貴ぃ…無視しないでよ……」 京介「(踏んずけたいほど可愛いかった……かなかなたん…あ、コンビニ着いた)」 …ウィーン 桐乃「…朝ご飯買うの?」 京介「(……うわー。この弁当うまそう……けど…金足りねぇ)」 京介「……」チラッ 桐乃「…!兄貴!」 808 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 01 48 48.56 ID Lokc3pISO 京介「金」 桐乃「え…??」 京介「あー金足りない。どーしよ」 桐乃「あっ…貸すよ…?」 京介「おごってくれる人いないかなー?」キョロキョロ 桐乃「奢る!どれ?」 京介「あーお前いたんだ。」 桐乃「……うん。ずっと…」 京介「何?奢ってくれるの?」 桐乃「うん!!」 京介「じゃあチンタラしてないで早く買って来いよ。腹減ってんだよこっちは」 桐乃「…ごめんっ…待ってて」 京介「……あ、ついでにゴム買ってきて」 桐乃「…ゴム?輪ゴム?」 京介「んなの買ってどーすんだよ。頭使えや」 桐乃「……あ…ゴムって……」 京介「おう、早く」 桐乃「……加奈子と使うの?」 京介「関係無くない?」 桐乃「そうだね…買ってくる……待ってて」 810 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 01 59 20.85 ID Lokc3pISO …………… 京介「…うまい!」 桐乃「………」 京介「…?何?」 桐乃「あたしも…朝食べなかった…」 京介「…で?」 桐乃「………」 京介「ほれ。あーん。」 桐乃「…!……あ…あーん」 京介「……」パクッ 京介「うまっ!」 桐乃「…………」シュン 京介「……(そろそろ…許してやるか)」 京介「ほれ、やるよ。どーせお前が買ったんだしな。」スッ 桐乃「…え…?でも全然食べてないじゃん…」 京介「いーから食え。それとホラ、ゴム代」 桐乃「………」スッ 京介「こっちは素直に受け取るんだ」 桐乃「だって…」 京介「いーよいーよ!」 桐乃「……許してくれたの…?」 京介「お前の泣き顔可愛いな」 桐乃「……ばっ…ばかじゃないの…」 812 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 02 08 16.98 ID Lokc3pISO 桐乃「…あたし…いらない…?」 京介「え?てか弁当食べないの?」 桐乃「昨日…言ってた…いらないって」 京介「いる。弁当冷めるぞ」 桐乃「えっ…?本当?」 京介「本当。てか弁当食えよ」 桐乃「あたしも…兄貴必要だから…あたし……ブラコンかも……」 京介「俺もシスコンだしな。てかウィンナーもらい」 桐乃「でも昨日シスコンじゃないって…」 京介「弁当食おうぜ?」 814 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 02 13 07.40 ID Lokc3pISO 桐乃「弁当よりも!兄貴が大事!!!」パシャン! 京介・桐乃「あ」 桐乃「…」 京介「あ」 桐乃「…ごめん」 京介「兄妹のラブラブあーんタイムをしようと思っていたのに……」 桐乃「なっ…//大丈夫!新しいの買ってくるから!」 816 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 02 24 23.59 ID Lokc3pISO ……………… 桐乃「…はい!新しいの!」 京介「悪い。後で金渡す」 桐乃「…落としたのあたしだし…」 京介「気にするな。ほれ、食え」 桐乃「………あーんタイム……」 京介「ん?」 桐乃「…するんでしょ…?」 京介「よし。あーん」 桐乃「……あーん…」パクッ 桐乃「……ん…おいし」 京介「…そっか。」 桐乃「……次、兄貴の番」 京介「…いいよ恥ずかしい!!」 桐乃「なっ…あんたが言い出したんでしょ!?」 京介「けどさ~…あれ………ってかやべっ!遅刻!!!」 桐乃「えっ…?あー!!!すっかり忘れてた!!」 京介「…行くぞ桐乃!」 桐乃「…兄貴!」ギュッ 京介「…?どうした?腕組んだりして」 桐乃「…離さないから。」 京介「え?」 桐乃「離さないっつってんの!!い……言ったじゃん…ブラコンだって……」 京介「(あ…あれ…?)」 桐乃「あたしの前で加奈子の話したら許さないからね。あたし……兄貴のこと…大好きなんだから…」 京介「………なんと…(方向を間違えたようだ)」 817 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 02 30 50.10 ID Lokc3pISO 桐乃「…ずっと言いたかったけど…なかなか言えなかったからさ……」 桐乃「…でもいいきっかけになった…そういうことだから。」 京介「…えっと…異性として?兄として…?」 桐乃「それはまだわからない…けど…ずっと一緒にいたい人は誰?って聞かれたら間違い無く兄貴」 桐乃「好きな人誰?って友達によく聞かれるけど兄貴しか思い浮かばない。あたし…変かな…」 818 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/01(火) 02 38 41.04 ID Lokc3pISO 京介「…でも…好きな人…ちゃんとできるんじゃないか?」 桐乃「いない!できない!無理!」 京介「即答かよ!?」 桐乃「しょうがないじゃん…好きなんだもん!大好き!愛してるって言ってもいい……」 京介「す…素直になった途端、好きって連呼するなっ!」 桐乃「もしかしたら、兄貴にエロゲー捨てろって本気ど言われたら捨てれるかも…」 京介「…マジかよ…でも…俺には…」 桐乃「…わかってる!…だけどそこはさ、兄妹の特権?今日から毎日ご飯食べた後は兄貴の部屋に行くから」 京介「おっと……」 831 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 00 35 07.63 ID /cBFk/MSO ………夕方……… 加奈子「ぁんだって?桐乃が?」 京介「…そうなんだよ。変な方向に行っちまった…」 加奈子「加奈子以外のやつ殴るからそぅなんだぞ」 京介「すまん。」 加奈子「今日京介んち行くわ。」 京介「へ?」 加奈子「へ?じゃねぇょ。取られてたまるか!桐乃と決着付けてやる!!」 京介「ま、待て。桐乃は妹だぞ?俺が妹と一線越えると思うか?」 加奈子「ぅん。京介はロリコン変態鬼畜短気暴力浮気男だからな。妹に手出さないとは限らん。」 京介「おい…」 加奈子「でも大好きだ。だから今日は京介の家に行くぞ!」 京介「……はい」 832 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 00 45 09.17 ID /cBFk/MSO ……京介の家…… 京介「なぁ。ホントにちょっと寄ってくだけだからな?なんもしなくていいからな?」 加奈子「わかってるって。まさか加奈子が桐乃になんかする訳無いだろ。様子見るだけだょ」 京介「おう。それもそうだな……。じゃあ行くか。」 ガチャ 京介「ただいまー。」 加奈子「ちぃーす」 京介「母さんいないか。二階行くぞ」 加奈子「おぅ」 … ガチャ 京介「まぁ入れや。…あれ?加奈子?」 加奈子「うぉらー!!桐乃!!!ちょっと出てきて面貸せやこんにゃろー!!!!!」 ガチャ!! 京介「あ…あれ…?」 桐乃「…ちょっと何事!??」 833 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 00 54 35.72 ID /cBFk/MSO 加奈子「何事?じゃねぇ!てめぇ!加奈子の京介にちょっかいかけやがったな!」 京介「ちょっ…加奈子!」 桐乃「…出したけど?それが何か」 京介「うぉい!!!」 加奈子「てめえ!妹だからって調子こいてんじゃねー!いくら妹でも京介はやんねーからな!!」 桐乃「やらない!?冗談じゃないわよ!!!!兄貴はあたしの兄貴なの!他人であるあんたより絆は深いの。とやかく言われる筋合い無いんですけどー」 加奈子「なっ………加奈子は京介の彼女なんだょ!妹と兄の境界線を越えたら許さねぇかんな!!!」 京介「(まずい…これはまずい…)」 834 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 01 02 47.15 ID /cBFk/MSO 桐乃「境界線って何ー?あたしわかんないー。あんた他人なんだから人の家庭に踏み入ってこないでくんない?」 加奈子「てめえ…!なら京介と結婚する!!高坂家の一員になりゃてめえに物言えるってこったな!?」 桐乃「なっ…そんなのあたしが許さないから!!」 京介「いや…その前に歳が…」 桐乃「ほら、兄貴も嫌だって」 加奈子「んなこと言ってねーだろ!!」 京介「…ちょっちょっとジュース買ってくる!!!(やべぇ!ここは退散だ!)」 835 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 01 22 50.57 ID /cBFk/MSO ……公園…… 京介「(はぁ…大変なコトになったな…)」 京介「思わず逃げ出してきちまった…」 あやせ「…?お兄さん?」 京介「…あやせ!」 あやせ「一人ですか?」 京介「…うん…あやせ、あの日以来だな、会うの」 あやせ「……////何言ってるんですか!!やめてください!//」 京介「す、すまん!変なこと言って悪い!無かった事にしよう!!!」 あやせ「無かったコト……ですか……?」 京介「…!あやせ…?(あ…あれ…?)」 あやせ「私の思い出を…無かったコトに…ですか?」 京介「ち…違う!えっと…無かったコトのように振る舞いながら心の底では覚えていよう!うん!」 あやせ「あはっ//そー言う意味ですか!そーですね!」 京介「あはは…!(また刺されるかと思った)」 あやせ「ところで…どうしてこんなところにいるんですか?」 京介「えっとな…」 836 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 01 28 21.28 ID /cBFk/MSO あやせ「…なるほど…それで逃げて来たわけですね?ダメじゃないですか…」 京介「…すまん」 あやせ「私に謝られても…どーするんですか?今頃殴り合いになっているかもしれませんよ?」 京介「…まさか!」 あやせ「ははっ!冗談です!でも…いいな…私もそのお兄さんの取り合いに参加してもいいですか?」 京介「へっ!?」 あやせ「…嘘ですよ!私にはお兄さんがくれた思い出がありますから!……わかりました!二人を止めるのに協力します!聞いた以上放っておくわけにはいきませんし」 京介「ありがとう!あやせ!」 841 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 02 33 16.10 ID /cBFk/MSO ……京介の家…… 京介「こ…これは…」 あやせ「…まずいですね。」 加奈子「くそがぁ!妹がなんだ!!!てめえはブラコンかぁ!」バチン! 桐乃「ブラコンで何がいけないのよ!!あたしは家族なの!」バシッ! 京介「とにかく止めよう!家がむちゃくちゃになっちまう!加奈子!やめろ!」ガシッ あやせ「桐乃!やめて!」ガシッ 842 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 02 42 55.38 ID /cBFk/MSO 加奈子「あっ…京介ぇ!いたいよぉ…」ギュッ 桐乃「ちょっと!あたしだって痛いんだけど!」 京介「お前ら何やってんだよ!!こんなに散らかして!」 桐乃「だって加奈子が!」 加奈子「ちげぇ…!ってあやせ!お前も戦いに来たのかぁ!?」 あやせ「えっ!?違うよ!私は二人を…」 桐乃「…?あやせもまだ兄貴のこと好きなの?」 加奈子「だろうなぁ!だってあやせは京介とヤ」 京介「わーーー!!!!わーーー!!!!あやせは二人を止めに来たんだ!!!!」 桐乃「ふーん。あやせが来たってあたしの意見は変わらないけどね」 加奈子「んだと!てめえ!」 あやせ「まぁまぁ!とにかく!殴り合ってもらちが明かないよ?ここは話し合おう?」 加奈子「…チッ」 桐乃「ふん!」 843 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 02 55 47.67 ID /cBFk/MSO ……………… あやせ「……なるほど…とにかく、桐乃は妹、加奈子は彼女で上手くできないのかな?」 加奈子「それができないからこんなこじれてるんじゃねぇかょ!」 あやせ「…うーん。桐乃は妹であれど、その一線を越えるべきではないと思う。」 加奈子「へっへ」 あやせ「だけど一線を越えなけば、仲の良い兄妹だし、それにとやかく口を挟むことはできないよ」 桐乃「ほら見なさいよ」 あやせ「桐乃、仲の良い兄妹のままではいられない?それに妹をほっぽり出して彼女ばっかりってお兄さんじゃないでしょ?」 桐乃「……」 あやせ「加奈子、兄妹仲については目を瞑れない?彼女は紛れもなく加奈子だよ?妹と仲の良いお兄さんは嫌いなの?」 加奈子「………」 844 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 03 06 36.61 ID /cBFk/MSO あやせ「一つ、桐乃は今まで通り仲の兄妹のままであること。一つ、加奈子はその兄妹仲については口を挟まないこと。」 あやせ「これを条件に仲直りしない?」 加奈子「…わぁったょ」 あやせ「…桐乃は?」 桐乃「兄として大好き。これならいいってこと?」 あやせ「うん!そうだよ!」 桐乃「……そういうことなら」 あやせ「うん!決まり!お兄さん、これでいいですね??」 京介「…あ…ああ!」 845 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 03 10 53.58 ID /cBFk/MSO あやせ「じゃあ私は帰ります。お兄さん、後は頼みました。」 京介「途中まで送るよ!加奈子、桐乃、ちゃんとごめんなさいしてなさい!」 加奈子「…はいはい」 桐乃「言われなくてもわかってるわよ」 846 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 03 33 10.07 ID /cBFk/MSO …………… 京介「うちの子供たちにはやれやれだよ…」 あやせ「ははっでもお兄さんも悪いんですよ?お兄さんがもっとしっかりしていればこんなことにはならなかったんですから」 京介「うっ…肝に銘じる」 あやせ「それならいいです!あ、私のことよりも早く帰ってあげてください」 京介「いや、せめてもうちょっと」 あやせ「ダメです。お兄さん、お兄さんは優しすぎます。優しすぎるのも罪ですよ?」 京介「…はぁ…俺は妹にも彼女にも暴力振るう最低男だよ。あやせ、お前にだって…」 あやせ「…ホントですよねー、なんで加奈子や桐乃…それに私はこんな人を好きになってしまったんでしょうか…不思議です。」 京介「あやせ…お前も…好きなのか…?」 あやせ「あはっ!………お兄さん!」 京介「ん?」 あやせ「さっきの仲直りの条件、覚えてますか?」 京介「あぁ。」 あやせ「お兄さんにも条件です。一つ、桐乃には妹として、加奈子には彼女として、ちゃんと構ってあげること!一つ、もうこんな喧嘩は二度とさせないこと!一つ、暴力は慎むこと!…いいですね?」 京介「あぁ、わかった。」 あやせ「…それならいいです!……それと…」 京介「なんだ?」 あやせ「一つ、……たまには…新垣あやせも構ってください…妹と彼女の友達としてでいいですから…」 京介「……おう!」 あやせ「絶対ですよ?」 京介「わかってる!」 あやせ「…じゃあ…私はここで…」 京介「…そっか。わかった」 あやせ「じゃあ、また!」スタスタ 京介「おう!今日はありがとうな!」スタスタ あやせ「はい!」 〈こちらこそ…ありがとうございました… あの思い出だけでいいって言ったのに…ちょっと欲張っちゃいました! お兄さん、約束ですからね?じゃないと私、泣いちゃいますから! お兄さん、二人のこと…頑張って!応援してます! 849 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 03 44 11.90 ID /cBFk/MSO 京介「俺も…しっかりしなきゃな…」 あやせはやっぱしっかりしてる… 俺一人じゃ…あの場を収めることは無理だっただろう… もう暴力なんてものはやめよう…怒りを収められるぐらいにならないとな…じゃないとあやせに笑われちまう 加奈子や桐乃、それにあやせ。こいつらには甘えてたんだろうな…こいつらなら殴っても許してくれる。って… 京介「そんなんじゃダメだ!しっかりするぞ!」 そんなダメなやつを愛してくれているやつらがいる そいつらのためにも俺自身が努力しないとな 850 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/02(水) 03 52 36.31 ID /cBFk/MSO 京介「ただいまー。ん?」 桐乃「いや加奈子は今の化粧品のほうがいいと思う!…あ、おかえり」 加奈子「いや桐乃使ってるやつ一回使ってみてえよなぁ…あ!京介♪おかえりぃ♪」 京介「お前らもう仲直りしたのか」 桐乃「あんたが仲直りしろって言ったんじゃない」 京介「まぁそうだが…ははっ!(やっぱ子供たち…だな)」 京介「ははは!お前ら大好きだ!」ギュッ 桐乃「なっ何?いきなり//」 加奈子「なんだよぉ…やめろよぉ//」 869 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 00 12 52.25 ID LBQ90JgSO ……その夕方…… …京介の部屋… 京介「可愛いもんだよなぁ。あんなに大喧嘩してたのにもう仲直りするとは」 加奈子「んだょ。ガキって言いたぃのかよぉ」 京介「よくわかったな」 加奈子「てめぇ…!……まぁいいや、京介にならなんて思われてもいいしな~」 京介「ははは!そうだ!明日も来いよ。どっか飯でも食いに行こうぜ」 加奈子「明日か…わりぃ!仕事入ってらぁ…」 京介「そっか、ならしゃあなしだ」 加奈子「ホントわりぃ…でも明日会いてぇ、なるだけ早く終わらせるから会おうぜ?」 京介「わかった。けど無理はするなよ?」 加奈子「おぅ」 京介「仕事熱心なやつだな~」 加奈子「そりゃあなぁ。アイドルになるのが加奈子の夢だかんなぁ」 京介「頑張れよ!」ナデナデ 加奈子「ん…//京介に言われるのが一番力になるなぁ//」 京介「そうか。ところで加奈子よ、そろそろ膝の上から下りないか?痺れてきた」 加奈子「下りねぇよぉ。ここが一番落ち着くんだょ~」 京介「そうかい」 この時は、こんな幸せな日々がずっと続くと そう思ってた 870 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 00 24 07.63 ID LBQ90JgSO ……次の日…… 仕事場 加奈子「ふぁー疲れだぜ」 ブリジット「かなかなちゃん!お疲れ様!」 加奈子「おぅょ。」 ブリジット「はい!これ。」 加奈子「ん?チョコ?」 ブリジット「疲れた時にいいんだよ!」 加奈子「まぁもらっとっか~」パクッ ブリジット「ねぇかなかなちゃん、京介さんに会いたいよー」 加奈子「はぁ?なんでだょ?」 ブリジット「だって最近かなかなちゃん全然会わせてくれないんだもん~、3人で仲良く遊ぼうよ…」 加奈子「あー今度な。京介もブリジットのこと気に入ってるみたいだし、そのうち3人で遊びに行くかぁ~?」 871 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 00 30 02.33 ID LBQ90JgSO ブリジット「うん!!絶対だよ!?…そっかぁ…気に入ってくれてるんだ…//」 加奈子「おぃこらブリジット、何勘違いしてるかしんねぇけど京介は加奈子の京介だからな?そこんとこわきまえろょ?」 ブリジット「うぅ…ごめんなさい、わかったよ~」 加奈子「ったく、バカ野郎め」 プロデューサー「ははは、仲が良いね。二人は」 ブリジット「あ!お疲れ様です!」ペコッ 加奈子「お疲れっすー」 プロデューサー「かなかなちゃん、ちょっと話いいかな?」 加奈子「話っすか~?」 872 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 00 42 44.61 ID LBQ90JgSO ………… 加奈子「…グループ?」 プロデューサー「そう、今度アイドルグループを立ち上げることになってね。かなかなちゃんにはその一員になってもらいたい」 加奈子「アイドルになれるんすかぁ!?」 プロデューサー「そうだよ。コスプレイヤーじゃなく、本物のアイドルになれるんだ。」 プロデューサー「かなかなちゃん、君は歌や踊りの覚えがいい。その才能、もっと活かしてみないかい?」 加奈子「…やる!!アイドルになれるんならな!」 プロデューサー「そっか!それは良かった!だけど一つ、まずは拠点は大阪なんだ」 プロデューサー「もうプロジェクトは始まっているし1週間以内に大阪に行ってもらいたい。」 加奈子「……大阪?引っ越す…のか…?」 プロデューサー「そういうことになるね」 加奈子「………」 873 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 00 54 14.14 ID LBQ90JgSO プロデューサー「…どうかした?」 加奈子「…(大阪…か…でも…会えなくなるわけじゃないんだしな…うん…京介なら…ちょくちょく様子見に来てくれるよな…)」 プロデューサー「もしかして…離れたくない人でもいるかな?彼氏とか」 加奈子「…まぁ…」 プロデューサー「…かなかなちゃん、アイドルというものは特定の男性とお付き合いしたらダメなんだ。」 プロデューサー「今回のグループではそれを徹底したいと思ってる」 プロデューサー「私は男性関係でダメになっていくアイドルグループをたくさん見てきた。」 プロデューサー「当の本人だけじゃない。グループ自体に迷惑が掛かってしまうんだ」 プロデューサー「…もし、大阪へ行く気があるなら、その彼とは二度と会えないつもりで行こう」 加奈子「…!?…別れろってことかょ…」 プロデューサー「…かなかなちゃん、アイドルになるならその覚悟がなければいけない。何も今まで通りコスプレイヤーとして仕事するのなら構わない。」 加奈子「…………少し、時間くれ」 874 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 01 05 38.97 ID LBQ90JgSO プロデューサー「わかった。かなかなちゃん、いきなりの話ですまないが…いい返事を待っているよ」スタスタ 加奈子「………」 いつからだっけ…アイドルに憧れたのは… かなり昔のことだっけな…加奈子もあのスポットに浴びてぇ! …って思ったのは…… 今、それが実現しようとしている…ただし、その代わり一番大事なものを手放す 二度と会えねぇんだぞ… ………京介と離れたくない。 加奈子の答えはこれだ。だけど…いまいち引っ掛かる… 875 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 01 14 56.16 ID LBQ90JgSO 加奈子「京介…なんて言うかなぁ……」 止めて…くれるょな… 止めてくれなくても加奈子は京介と離れるのは嫌だ 加奈子「いっちょ…話してみるか…」 …プルルル 京介「ん?なんだー?」 加奈子「…京介ぇ…会ぃてぇ」 京介「ん?仕事終わったのか?」 加奈子「終わった~。今から会ぃてぇ」 京介「そうだな~…よし!今から行くよ!」 876 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 01 23 13.56 ID LBQ90JgSO …………… …公園… 加奈子「…あっ…京介!」 京介「…よっ!」ギュッ 加奈子「ぁう//…」 京介「…んっ…」チュッ 加奈子「んっ…///」 加奈子「なっ!なんだょいきなり!//」 京介「いいだろー?なんかしたくなっただけだ。メシ食ってないだろ?食べに行くか」 加奈子「…おぅ。(やっぱ京介と離れたくない…京介と会えなくなるなんて嫌だ!!)」 加奈子「なぁ。京介」 京介「…なんだー?」 877 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 01 37 12.38 ID LBQ90JgSO …………… 京介「グループ?」 加奈子「あぁ。だけど拠点は大阪で大阪に引っ掛さなきゃならねぇんだとよ」 京介「…大阪…か…」 加奈子「それにアイドルは男作っちゃいけないらしくて京介と別れて来いって言われちまったょ」 京介「…そっか」 加奈子「チクショウ。冗談じゃねぇ。京介と別れるぐらいなら行かなぃ。今日京介に会ってから心が決まった///大好きだぞ、京介!」 京介「……それで…いいのか?」 加奈子「…?ぅん。別に今まで通り仕事できることにはできるらしいし」 京介「……後悔はしないか?…一度きりのチャンスかもしれないんだぞ?」 加奈子「……京介…」 京介「……行けよ」 加奈子「…!!何言ってんだよ…」 878 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 01 47 47.79 ID LBQ90JgSO 京介「…夢なんだろ?アイドル」 京介「…俺一人のために夢諦めないでくれ…」 加奈子「…んだょそれ…」 京介「だってそうだろ…」 加奈子「じゃあ京介は…加奈子と別れてもいいって言うのかょ…」 京介「………」 加奈子「ざけんな……」 京介「…行けよ…夢叶えてこいよ…俺のことはいいから…」 加奈子「…………うぅ…」 879 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 02 01 17.72 ID LBQ90JgSO 京介「………」 加奈子「何……気ぃ遣ってんだょぉ……」 加奈子「…いつも自分中心なくせに!!こんな時に気ぃ遣うんじゃねぇ!!」 京介「気なんか遣ってねぇよ……」 加奈子「じゃあなんで泣いてんだょ…!なんでだょ……」 京介「……加奈子のため…」 加奈子「何が加奈子のためだ!!!!加奈子は京介のペットだぞ…!!」 京介「………」 加奈子「……もぅいぃ……もう京介には加奈子は必要ないってことだな…?」 加奈子「加奈子は…京介に付いていきたかった。何よりも京介優先。」 加奈子「京介が気に食わないことがあれば身に覚えが無くても京介の気が済むまでぶん殴られる。」 加奈子「…けど、大好き…それが加奈子の幸せだから…」 加奈子「てめぇが…そうしつけたんだぞ……」 加奈子「…なのになんだょ……今更……加奈子のためだと…?笑わせんな……」 880 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 02 18 37.15 ID LBQ90JgSO 京介「……人生、掛かってるんだぞ…俺の為に人生無駄にすんな…!(そうだよな…俺が加奈子を…変えちまった…)」 加奈子「……うぅ……加奈子の人生は……京介のものだろぅがぁ………」 加奈子「………うぅ…ひでぇょ…!うわぁーん!!!」 京介「…加奈子…(けど…加奈子の人生変えるなんて…俺には…)」 加奈子「…うわぁーん!京介のバカ野郎ー!」タッタッ 京介「……待て……!(加奈子…俺は…加奈子の夢を…壊せねぇ…)」タッタッガシッ 加奈子「…離せ…ゃ…」 京介「………もう…会わないほうがいい…ごめん…」 加奈子「……!!!!…」 京介「今まで悪かった…夢…叶えてこいよ…」 加奈子「…待って…ちげぇ…!別れたくなぃ…」 京介「俺といると…加奈子ダメになっちまう…」 加奈子「ゃだ…やめてくれょ……別れたくなぃ…離れたくなぃ…」 京介「…これ、外すな(この前買ってつけてやった首輪…もう…必要ないよな…)」 加奈子「…返せ…!!それがなきゃ………加奈子は…」 京介「お前は…才能がある…こんなダメ男の隣で…無駄にすんな」 加奈子「……京介ぇ…嘘だろぉ…?首輪…返してくれよぉ!!!京介ぇ!!!うわぁーん!!!」 京介「…………」 881 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 02 29 34.21 ID LBQ90JgSO 京介「…加奈子…すまん…」ダッ 加奈子「待てよぉ…!!!京介ぇ!!!別れたくねぇよ!!!うわぁーん!!」ダッ 京介「………!」ダッダッ 加奈子「京介ぇ…!」タッタッズテン!! 加奈子「………っ!…いてぇよぉ!!」 京介「……加奈子!」ピタッ… 加奈子「…いたいょお…!京介ぇ!!」 京介「…………」 …プルルル… あやせ「はい!あやせです」 京介「…すまん…あやせ…事情は後で話す。公園近くに加奈子がいる。急いで来て傍にいてやってくれないか」 あやせ「…!?……まぁわかりました…後でちゃんと話してくださいね?」 ピッ 京介「…すまん!加奈子!」ダッダッ 加奈子「……助けてくれよぉ……!!!」 882 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 02 33 47.83 ID LBQ90JgSO …………… 加奈子「(もう何分こうしてるんだろ…)」 加奈子「……ひっく…(終わったな……もう何もかも…)」 加奈子「(京介のいない加奈子の人生なんて……いらねぇ…)」 加奈子「(捨てちまおうかな…)」 加奈子「(京介…もう…加奈子…無理だ…)」 あやせ「こら、こんなとこで何してるの?」 加奈子「…!あやせ…!?」 883 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 02 42 55.84 ID LBQ90JgSO ……あやせの家…… ……………… あやせ「なるほど…」 加奈子「………」 あやせ「加奈子、お兄さんは加奈子のことを心から愛してる。だからこそお兄さんは決断したんじゃないかな…?」 加奈子「……愛してるなら…一緒にいてぇんじゃないのかょ…」 あやせ「うーん…でも…加奈子、逆の立場だったらどうする?」 加奈子「一緒に行く。京介に付いていくのが加奈子の幸せだから」 あやせ「お兄さんにもそうしてほしかった?」 加奈子「ぃや、違う。《てめぇ!離れるって言うのか!》ってぶん殴ってほしかった」 あやせ「…………」 889 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 01 14 29.64 ID m86sCyuSO あやせ「……とにかく、どうするの?」 加奈子「どうしたらいぃ…?行くべき?行かないべき?」 あやせ「………私はわからない、加奈子自身が決めることだよ。」 加奈子「…………」 あやせ「…よく、考えてみなよ。どっちにしても後悔はしちゃダメだからね?」 加奈子「わかった…」 890 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 01 22 07.34 ID m86sCyuSO ………………… 京介「はぁ…」 俺が、行くななんて言えるわけないだろ… だってそうだろ?あいつには才能があるしアイドルになるのはあいつの夢だ 俺の傍にいるより行ったほうが加奈子にとっては幸せだろ… ……プルルル 京介「ん……もしもし」 あやせ「あやせです」 京介「加奈子…どうだった?」 あやせ「…一応大丈夫ですかね。それより全部聞きましたよ」 京介「…あぁ」 891 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 01 30 56.06 ID m86sCyuSO あやせ「お兄さんは、加奈子と離れちゃっても大丈夫なんですか?」 京介「大丈夫も何も、加奈子の夢を邪魔するような真似はできない。」 京介「それに、いつか絶対後悔するだろ…《あの時行っていれば…》って」 あやせ「はぁ……お兄さん」 あやせ「お兄さんが想像しているよりも、加奈子はお兄さんのことが大好きですよ?後悔するわけないじゃないですか…」 京介「………」 あやせ「このままだと、本当に取り返しのつかないことになりますよ?」 京介「…覚悟は、できている」 892 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 01 35 33.76 ID m86sCyuSO あやせ「…そうですか…」 あやせ「ならお兄さん、お兄さんだって後悔してはいけませんからね?」 京介「…わかってるさ」 あやせ「…なら後はお兄さんにお任せします。」 京介「…すまんな、あやせ」 あやせ「いえ、何かあったら電話下さい。では」 ピッ… 京介「後悔なんて……しねぇよ……」 893 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 01 58 00.79 ID m86sCyuSO ……次の日…… …京介の家前… 京介「…行ってきまーす」 …ガチャ 京介「…!」 加奈子「…よっ」 京介「………あぁ…(なんで…いるんだよ…)」 加奈子「…京介…」 京介「…………」 加奈子「…離れたくなぃ…京介……」ギュッ 京介「……桐乃に用事でもあるのか。出発はいつだ?桐乃にはいつ話すんだ?」 加奈子「…!!!…京介…」 京介「……頑張って来い。夢が優先だ」 加奈子「……ゃだ…行きたくなぃ…」 京介「……行け。」 加奈子「……ゃだ!!!」 京介「…行きやがれ!!行ったほうが…お互い幸せだろ。変わりはいくらでもいる、俺にもお前にも」 加奈子「…!!!!…変わりは……いくらでもいる……??」 加奈子「……そぅかょ…わかったょ……加奈子、もういらねぇんだな」 京介「………っ…加奈子、すまん…俺…応援するよ」 加奈子「加奈子……マジで行くぞ…?もう会えないんだぞ?」 京介「………」 加奈子「……もぅいぃ…悪かったなぁ…時間取って、じゃぁな」フラフラ… 京介「……加奈子…すまん」 加奈子「……」フラフラ 894 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 02 03 15.50 ID m86sCyuSO ……学校…… 桐乃「え…!?大阪!?」 あやせ「うん…」 桐乃「兄貴、そんなこと一言も言ってなかったけど……そう…」 加奈子「………」 桐乃「で?どうするの…?行くの?」 加奈子「……もぅ加奈子にはなんもねぇしな…行くしかねぇだろ…」 桐乃「…え?…もしかして兄貴と別れた?」 加奈子「別れた…」 あやせ「…お兄さん…」 桐乃「…そう…」 895 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 02 11 00.77 ID m86sCyuSO ……事務所…… プロデューサー「そうか!!行ってくれるか!!」 加奈子「……」コクッ プロデューサー「ありがとう!君なら必ずそう言ってくれると思っていた!」 プロデューサー「私も全力で後押しするよ!!一緒に頑張ろう!」 加奈子「………」コクッ ブリジット「かなかなちゃん!私も一緒に行くんだよ!かなかなちゃんと一緒に頑張る!」 これで…良かったんだよな…?京介… 896 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 02 25 19.86 ID m86sCyuSO …………… プロデューサー「じゃあ、出発日はまた後日、お疲れさまー!」 ブリジット「お疲れさまでしたー!」 加奈子「お疲れっす…」 ブリジット「…かなかなちゃん、どこか行く??遊ぼ♪」 加奈子「……!…そうだ…!…ブリジット、京介に会いてぇ?」 ブリジット「えっ!会いたい!!」 加奈子「じゃあホレ、携帯貸すから呼び出せょ(京介…ブリジットには甘いし…来てくれるよな…京介と話したぃ…)」 ブリジット「うん!」 …プルルル… 京介「ん…もしもし…加奈子?」 ブリジット「もしもし!京介さん!?」 京介「ぇ…?誰ぞ?」 ブリジット「うぅ…ブリジットです…」 京介「あぁごめん!ブリジットちゃんか!!…え…どうしたの…?」 ブリジット「良かったら今からご飯食べませんか!?京介さんに会いたい!」 京介「…ん~…」 ブリジット「うぅ…ダメですか…」 京介「…わかった!行く!」 ブリジット「やったあ♪」 897 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 02 34 27.35 ID m86sCyuSO …駅前… ブリジット「あっ!京介さん!」 加奈子「…」 京介「…久しぶり、ブリジットちゃん」 ブリジット「お久しぶりです!」ギュッ 加奈子「…京介」 京介「…よっ。」 898 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 02 49 28.37 ID m86sCyuSO …ファミレス… ブリジット「~♪」 加奈子「おぃこらブリジット、そろそろ京介の膝から下りろ。」 ブリジット「うぅ…」 京介「まぁまぁ、たまにはいいじゃないか」 加奈子「チッ…名残惜しくなっても知らねぇかんな」 京介「…?どーゆーことだ?」 加奈子「ブリジットも行くんだょ、大阪」 京介「そうなのか!?」 ブリジット「うん!かなかなちゃんと一緒に!…そう考えると…京介さんに会えなくなっちゃうのかぁ…」 京介「…そうだね、でもいつか会えるさ!」 ブリジット「…京介さんも一緒に来れたらいいのに…そして3人で一緒に住むんです!」 京介「はは!楽しそうだなぁ」 加奈子「待て。なんでお前まで一緒に住むんだょ」 ブリジット「うぅ…ダメ?仲間外れは嫌だよぉ…」 ブリジット「でもなんで離れ離れにならなきゃいけないのかな?ずっと一緒にいれたらいいのにね!」 加奈子「…」 ブリジット「京介さんは私とかなかなちゃんと離れるの…嫌じゃない…?」 京介「そりゃあ…嫌に決まってるよ…」 899 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 03 04 37.48 ID m86sCyuSO ブリジット「じゃあ一緒に行こ♪」 京介「…それはさすがに無理だよ…」 ブリジット「うぅ…私とかなかなちゃん嫌い?だから一緒に行きたくないの?」 京介「そんなことないよ!ブリジットちゃんも加奈子も大好きだよ!」 ブリジット「じゃあ…」 加奈子「もういい、ブリジット。お前はまだわかんねぇかもしんねぇけどいずれわかる時が来るんじゃね…」 ブリジット「かなかなちゃんも…京介さん嫌いなんだ!だから離れるんだ!うわぁーん…!仲良くしようよぉ!」 加奈子「…ブリジット…」 京介「…ブリジットちゃん!泣かないで!ね?」 ブリジット「うわぁーん…!!!」 加奈子「泣くな…!ガキにはわかんねぇんだょ!」 京介「加奈子!」 加奈子「…うっ…すまん…」 京介「……大丈夫…ね?だから泣かないで?」スリスリ ブリジット「うぅ…えっぐ…」 京介「(子供は素直でいいよな…俺も…このぐらい素直だったら……)」 900 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 03 18 43.37 ID m86sCyuSO ……夜…… 京介の家 京介「まさか…ブリジットちゃんに諭されるとはな…」 コンコン… 京介「ん…入れよ」 桐乃「…兄貴」 京介「なんだ?」 桐乃「加奈子の件、聞いた。」 京介「そっか…まぁそういうことだ」 桐乃「いいの?離れても。」 京介「だって加奈子のためだろ。アイドルはあいつの夢だし…」 桐乃「違う。加奈子のこと抜きにして、あんたの気持ちは?」 京介「俺は…あいつの夢を応援したい」 桐乃「だーかーらー。加奈子の夢とか今どーでもいーから。あんたは加奈子と離れることについて何とも思わないの?寂しい?んなわけないか、あっさり行かせるんだもんね。嬉しい?……あー遊びだったのか」 京介「遊びだと…?」 桐乃「だってそうじゃない?普通寂しいじゃん。」 京介「………」 桐乃「加奈子は知りたいのはあんた自身の気持ちだったんじゃないの?」 901 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 03 23 12.08 ID m86sCyuSO 桐乃「ま…あたしは別にどっちでもいーけどね」 桐乃「いつだったか誰かさんがあやせの策略で加奈子と別れて凄い落ち込んでるのを見てるからさ。」 桐乃「ん…………もう二度と…あんな姿…見たくないから…さ」 京介「桐乃…」 桐乃「…一番いい答え見つけなよ?」 京介「…ありがとな」 桐乃「……別に」 902 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 03 33 36.49 ID m86sCyuSO ………… 京介「俺の気持ちか…俺は…」 …プルルル… 京介「ん?加奈子か?」 加奈子「今日、ブリジットが悪かったな」 京介「全然大丈夫だ。可愛いもんじゃん。」 加奈子「まぁな…ところでさっき事務所から連絡あった。出発は2日後だってょ…一応伝えようと思ってょ」 京介「2日後!?随分急じゃないか!?」 加奈子「元々急な話だったんだょ…いろんなとこに顔出さなきゃならねぇし…しゃぁねぇだろ…」 京介「そっか…」 加奈子「………」 京介「…そうだ!明日うちで送別会をやってやる!みんな呼ぶからさ、盛大にやろうぜ!」 加奈子「…サンキュー」 京介「…あぁ!」 903 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 03 43 14.14 ID m86sCyuSO …次の日… その日は朝から大忙しだった 急な出発。送別会は今日しかできない。そのことを桐乃に伝えると快く協力してくれた… こういう時は頼りになるよな… 桐乃「あたしは黒猫と沙織連れてくるから!」 京介「じゃあ俺はあやせと真奈実だな…イワオは…いや、いらん!」 桐乃「あとは?加奈子と縁ある人!」 京介「あとブリジットちゃんとええい!とにかく連れてこれるだけ連れて来い!」 桐乃「ったくもう!急すぎんのよ!」 904 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 03 50 16.31 ID m86sCyuSO …………… ……公園…… あやせ「あ!お兄さん!」 真奈実「京ちゃん!」 京介「よう!二人共!悪いな…急な話で…」 真奈実「大丈夫だよお~。京ちゃんこそ…大丈夫…?」 京介「あぁ…まぁな…。すまん、これから加奈子とブリジットちゃんを迎えに行かなきゃならないんだ。先に行っててくれないか?桐乃は友達迎えに行ってるからいないけどお袋がいるからさ。」 あやせ「わかりました!」 905 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 04 00 02.90 ID m86sCyuSO ……駅前…… ブリジット「わぁい♪パーティーですか!」 京介「あぁ!今日はいっぱい楽しんでいってくれな!」 加奈子「わりぃな…急なのに…」 京介「いいよいいよ!」 ブリジット「かなかなちゃん!京介さん優しいね!」 加奈子「…だな…ホント優しいよ…」 京介「ん?どうした?」 加奈子「…なんでもねぇ」 906 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 04 11 17.27 ID m86sCyuSO ……京介の家…… その後俺の家では盛大な送別会が行われた いつもならばか騒ぎなど許さないオヤジも今日ばからは黙っていてくれた 加奈子もブリジットちゃんも楽しんでくれているようだ 京介「ホント…何よりだよ…楽しんでくれて…」 イワオ「そうだな…!あんちゃん!さすがだよ!」 京介「なんでお前がいるんだよ呼んでねぇぞ後でぶっ飛ばす」 イワオ「ひぃっ…!」 あやせ「まぁまぁ…今日ぐらいいいじゃないですか」 京介「あやせはこいつに味方するのかよ?」 あやせ「いいえ?お兄さんがどうしてもと言うなら仕方ないですね」 京介「と、言うわけだ」 イワオ「ひぃぇ~…!」ダッ と、言っても…今はあいつをぶん殴る気にはなれない… あやせ「最後に聞きます…お兄さんはホントに加奈子を行かせていいんですか?」 京介「………あぁ」 あやせ「そうですか…ならもう何も言いません…」 907 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 04 22 04.05 ID m86sCyuSO ………… ……… …… …数時間後… 沙織「ではそろそろ拙者たちは…おいとまを。かなかな氏!ブリジット氏!頑張ってくるでごさるよ!」 黒猫「これから大変だろうけど、祈っていてあげるわ」 加奈子「あぁ!ありがとな!」 真奈実「じゃあ私たちもそろそろ…加奈子ちゃん!また会おうね!」 あやせ「明日!見送り行くから!」 あやせ「お兄さん、止めるなら…最後のチャンスですよ?」ボソッ 京介「………」 908 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 04 41 39.69 ID m86sCyuSO ………… 京介「…加奈子、楽しかったか?」 加奈子「はは…!ったりめーだっつーの…!ありがとな…加奈子のために…」 京介「いや…」 加奈子「…………」 京介「………(どうすりゃいいんだよ…あやせ…)」 加奈子「……じゃあ…ブリジット送らなきゃならないし…行くな…」 京介「…あ…あぁ…送るよ」 加奈子「ん…いい…名残惜しくなるからょ…」 京介「…そっか…」 加奈子「京介…元気でな?」 京介「加奈子……」 加奈子「……なんだ…?」 京介「……………頑張れよ」 加奈子「…………ありがとう…じゃ…ブリジット、行くぞ…」 ブリジット「うぅ…」 京介「ブリジットちゃん!必ずまた会えるよ!」 ブリジット「…絶対だよ?…」 京介「うん…!絶対!」 ブリジット「…うん!」 加奈子「……じゃあ…な…」 …バタン 加奈子「……うっ…ひっく…」 ブリジット「…かなかなちゃん……」 909 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 04 53 15.77 ID m86sCyuSO …次の日… …朝… コンコン… 桐乃「…兄貴ー」 京介「……」 桐乃「加奈子の見送り行くけど……兄貴どうする?」 京介「……俺は…いいや…」 桐乃「…そう…」 京介「………」 桐乃「………チッ…あーもう!!!」 桐乃「もう二度と会えないんだよ!?…まだあんた自分の気持ち言ってないじゃん!!!」 京介「……」 桐乃「…もういいわ…」 …バタンッ 910 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 05 01 41.74 ID m86sCyuSO ……数時間後…… ……東京駅…… ブリジット「京介さんはー?」 桐乃「連れて来ようとしたんだけど…あのバカ…」 加奈子「いいょ…来られると加奈子も名残惜しくなるしな…」 桐乃「……あのバカッ!!家帰ったら許さないんだから!」 あやせ「…(お兄さん…)」 911 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 05 09 42.56 ID m86sCyuSO ……… …京介の家… 京介「自分の気持ち…か…」 自分の気持ち…そんなこと…加奈子の夢を応援したいに決まってるだろ 俺といて定期的に暴力振られるよりは向こうでアイドルとして活躍するほうがいいに決まっている な?そうだろ… 加奈子は…俺とは住む世界が…違う!あいつには才能があるんだ! 加奈子には、加奈子の道があるんだ。それで、いいだろ? …………カッコつけてんじゃねぇよ 912 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 05 26 24.03 ID m86sCyuSO 何が加奈子の夢が叶えたいだ? 俺はそんなに性格がいいやつだったのかよ? 笑わせんな。こんな時にカッコつけたって意味ねぇだろ? 確かにな…加奈子にとっては大阪へ行くのがいいかもしれない。俺みたいな暴力男といるよりアイドルになるほうがな。百人に聞いたら百人が大阪に行けって言うだろうよ で?俺はどうなんだ?、俺だよ。 俺は加奈子なんていなくてもいい。ってそう考えているのか? 違うよな?その程度ならあやせと浮気した時、そのままあやせに気移りしちまえば良かったじゃねえか けどお前はそうしなかった。加奈子じゃなければいけなかったからだろ その加奈子が今目の前からいなくなる、それに対しててめえは今何を思っている? 答えは二択だ 寂しいのか それとも嬉しいのか 913 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 05 32 24.90 ID m86sCyuSO 寂しい。それが俺の気持ちだろうが 加奈子の人生?俺のもんだろ? 加奈子の夢?んなの知らねえ。 俺は寂しいんだよ。離れてんじゃねえよ。てめえは俺のペットだろ 京介「これが…本音…だな」 京介「そうだ…そうだな…」ダッ 京介「(俺の気持ちは…本音は…まだ伝えてねえ!)」 914 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 05 43 01.91 ID m86sCyuSO ……数時間後…… …東京駅… プロデューサー「かなかなちゃん、そろそろ…」 加奈子「……」コクッ 桐乃「加奈子…帰ったら兄貴に電話させるから!」 加奈子「…おぅ…」 あやせ「…元気でね…?メールいっぱいするから!電話も!」 加奈子「…サンキューな。へへ、楽しみに待ってる…」 プロデューサー「じゃあ、行こうか」スタスタ 加奈子「じゃあ…二人共…元気でな?」スタスタ 桐乃「うん…!加奈子も元気でね~~!」 あやせ「頑張って~!!」 京介「待てやごらぁ!!!!!!」 915 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 05 56 37.82 ID m86sCyuSO 桐乃・あやせ「!!!???」 加奈子「…!京介…!?」 京介「加奈子てめえ、こんなとこで何してんだよ」スタスタ 加奈子「…ぇ…何って…」 京介「俺はまだ本音を伝えてねえ。」グィッ プロデューサー「ちょっ…君!」 京介「うるせえ黙ってろ」 プロデューサー「…なっ…」 加奈子「京介……京介言ったじゃねぇか……加奈子の夢を応援するって…」 京介「んなの嘘に決まってるだろ。加奈子の夢?加奈子の人生?知らねぇよ。」 京介「俺はな、寂しいんだよ!!!!お前はどこにも行かせねぇ!!今俺が決めたことだ!!文句は!?」 加奈子「うっ…うぅ…」 プロデューサー「君!かなかなちゃんから手を離しなさい!」 加奈子「文句は…ねぇょ…」 プロデューサー「…かなかなちゃん…?」 加奈子「京介のそばにいてやる…!加奈子の人生は…京介が決めてくれ…!」 京介「………というわけでプロデューサーさん。すいませんけど、加奈子連れて帰ります」 加奈子「…プロデューサー…すまねぇ…加奈子、大阪には行かねぇ」 プロデューサー「何を今更!早く改札を…」 京介「加奈子、切符こっちよこせ」 916 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 06 03 33.68 ID m86sCyuSO 加奈子「…はぃ」スッ 京介「………」ビリッ プロデューサー「…な…何を…!」 京介「これで加奈子は大阪には行けない。すいません。」スタスタ 加奈子「すまねぇ…!」ペコッ プロデューサー「…っ…!」 京介「…帰るぞ」スタスタ 加奈子「…おぅ…!」ギュッ 917 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 06 13 31.25 ID m86sCyuSO 加奈子「…京介…」 京介「…ん?」 加奈子「来てくれて…ありがとうな…?」 京介「………」バシッ 加奈子「…あぅ…//なんだょ…」 京介「手間掛けさせやがって」 加奈子「…ごめん…なさぃ…」 京介「…ま…許してやるか…」 加奈子「いや…まだ反省してねぇ…帰ったらお仕置きしてくれょ…」 京介「…ドMになっちまったもんだな~」 加奈子「誰がそうしつけたんだょ…//」 京介「はは!…あ。」ゴソゴソ 京介「…これ。また付けるからな」カチャ 加奈子「…首輪…よっしゃ!ありがとな//」 京介「ドM」 加奈子「ドS」 京介「お似合いだな!」チュッ 加奈子「ん……///ったりめーじゃん!」 京介「はは………あ!やべ!桐乃とあやせとブリジット忘れてた!」 加奈子「あ……」 918 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 06 29 31.30 ID m86sCyuSO その後、ブリジットは《かなかなちゃんが行かないなら私も行かない!》と言い出し一人寂しくプロデューサーだけが大阪へ旅立っていった。 その後まもなく、俺達は進級した。 とまぁその間にもいろいろあったがそれはまた別の話。 あの東京駅の一件から6年、俺は今平々凡々な中小企業で働いている。 桐乃はアメリカに進学、あやせは名門大学に通っている。 加奈子は今もブリジットと一緒に有名なコスプレイヤーとして活動中だ そして今まさに俺は加奈子にあることを伝えようとここで待っている 919 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 06 45 31.94 ID m86sCyuSO ……ファミレス…… 加奈子「…京介!」 京介「よう。」 加奈子「なんだょ?話って?まぁ加奈子も京介に話があるんだけどょー」 京介「…お前も話?なんだょ?」 加奈子「京介から先に言えよぉ」 京介「……じゃあ…、俺達も付き合って6年を過ぎた…今までいろんなことがあったよな…」 加奈子「…そうだなぁ…京介はあやせに刺されたり、……あ…けどそのあやせと一回浮気したよな、京介」 京介「ぶっ……まだ覚えてたのか」 加奈子「ったりめーじゃん!あ……けど一番覚えてるのは…ほら、東京駅で…」 京介「あー!恥ずかしいからやめろ!若かったんだよ!あの頃は!」 加奈子「…嬉しかったなぁ…あの時京介が来てくれなかったら今一緒にいないかもしんないんだぜ?」 京介「…まぁな。そこでだ」 京介「加奈子。俺と結婚してくれ。断ったらぶっ飛ばす。」 加奈子「…!!!!!…なっ……///…………//」 京介「……どうだ?」 加奈子「…………断る……ワケ…ねぇじゃんか//」 京介「…マジか!……や…やった!!」 加奈子「…///…でも一回断ってぶっ飛ばされてから結婚してくれ…///」 京介「………」 京介「……ところで、加奈子のほうの話ってのは?」 加奈子「うへへ…やっぱり加奈子らお似合いだなぁ……//」 京介「…?」 加奈子「実はな…?」 921 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 06 49 41.67 ID m86sCyuSO 加奈子「…京介のガキができたんだょ//」 京介「…へ?」 加奈子「でもマジ良かった!同じタイミングでプロポーズとはなぁ」 京介「…ちょ…」 加奈子「京介パパ!」 京介「…はい…!」 加奈子「…幸せに…してくれよな…?///」 京介「………お…おぅ!」 …………………… 922 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 06 59 25.17 ID m86sCyuSO その数ヶ月後、加奈子は元気な女の子を出産し、俺は一児のパパとなった その後、その子が桐乃によって《芽琉々》と名付けられたことや、我が家にブリジットちゃんが転がり込んでくることはまた別のお話 これでこの物語はおしまい 今は俺・加奈子・芽琉々・ブリジットちゃんの4人で幸せに暮らしている。 暴力?流石に今は無くなった。加奈子はつまんないらしいがな。 もっと…別の方法で、こいつには伝えてやりたいと思っている。 加奈子のことを愛しているってことを…な。 END